ディズニーに興味のない人でも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
その名作のタイトルは「シンデレラ」。
「ガラスの靴を履いた心の美しい女性の物語」
シンデレラと呼ばれている美しく心の優しい娘がいました。
しかし意地悪な継母とその連れ子である二人の義理の姉にその美しさを妬まれ、まるで召使のように扱われてしまいます。
ある時、この国の王子様が舞踏会を催すことになり、二人の義理の姉は着飾って出かけました。シンデレラも行きたかったのですが、連れて行ってもらえません。
シンデレラは泣きました。
ずっと泣きました。
「そりゃー、泣きますわ!」
すると、シンデレラの名付け親である仙女が現れて魔法の杖を振り、舞踏会へ行けるように素敵な支度を整えてくれたのです。
美しいドレス、かぼちゃから作った豪華な馬車を。
そして、きらめく美しいガラスの靴を。
しかしこれはあくまでも魔法。
12時を過ぎれば馬車もドレスも元の粗末な姿に戻ってしまう。
仙女 「必ず12時までには舞踏会を出るようにしなさい」
っと注意を受けます。
楽しい舞踏会の時間が過ぎていきます。すると時計が12時を打ち始めました。12時を知らせる鐘の音、魔法が切れることをシンデレラは思い出します。
そしてあっという間に舞踏会からシンデレラは消えてしまいました。
後にはシンデレラが履いていた美しいガラスの靴が片一方だけ取り残されていたのです。
「あれ?ガラスの靴、魔法が解けてもなんで消えないで残ってるの?」
疑問に思いませんか?
なぜ魔法が解けてもガラスの靴だけは綺麗に、そして美しく残ったままなのか?
時間が過ぎても「ガラスの靴」が消えなかったのはなぜ?
シンデレラは、フェアリー・ゴッドマザーの魔法でカボチャの馬車や御者、美しいドレスなどを手に入れました。
その豪華な馬車などは、夜中の12時に時計台の鐘が鳴り、その最後の鐘の音が消える時、すべての魔法が解けてしまいます。
魔法が解けることを思い出して慌ててシンデレラは階段を駆け下り馬車へ向かいますが、その階段の途中にガラスの靴を片方落としてしまい、そのまま馬車へ乗り込んでお城を急いで離れました。
そして、最後の鐘の音が終わるときにすべての魔法が解け、馬車はカボチャに戻り、御者は元のトカゲやガチョウに、白馬はネズミに、シンデレラのドレスは元の破れた服に戻ってしまう。
「でも、なぜかガラスの靴はそのままの状態」
王子様が手にすることもできます。
そして、シンデレラの手元に残ったもう片方のガラスの靴もそのまま。
「どういうこと?」
実はその理由は、魔法をかけた時にいつの間にか赤い靴がガラスの靴に変わっているためです。
ドレスに隠れて分かりづらいですが、ドレスの裾を少し上げると知らない間にガラスの靴に変わっています。
2015年版の映画「シンデレラ」の場合では、ドレスと靴と別々に魔法がかけられていることが確認できます。
消えない理由は、ゼロからガラスの靴を作っていたから
つまり、靴以外のものはすべて元となるものがあり、それに魔法をかけることでより美しく、ゴージャスなものに変化していきますが…。
靴だけは別。
シンデレラは靴を脱がされ素足の状態でそこにまったく新しくガラスの靴を作ってもらっていたのです。
フェアリー・ゴッドマザーは言います。
「早く脱いで」
「新しいのを出すわ」
「靴の魔法は得意なの」
っと言いながらガラスの靴を新しく作っています。
アニメ版では、赤い靴からガラスの靴に変わったのではなく、赤い靴を脱いで(消して?)ドレスに隠れた時に新しいガラスの靴を生み出していました。
劇場版の場合は、アニメでは伝わりづらかったことが分かりやすく表現されています。つまり、「新しい靴を作り出しているから」が、ガラスの靴が消えない理由になります。
まとめ シンデレラの靴は新品だった
魔法でガラスの靴という形を保っているわけではなく、そこにあるのはガラスの靴そのもの。
ちなみに、ガラスの靴は痛そうですが、一応劇場版では「履き心地はいいわ」と言っているので、快適なようですね。