走ると脇腹が痛くなる原因とは?

マラソンをしていると突然の痛みが…

走っているとなぜか脇腹が痛くなることがありませんか?

ズキズキとした痛みがあるため、無理に走ることをやめて歩きに変える人も多いのではないでしょうか?

その痛みは日によって右側が痛かったり、左側が痛かったりします。

いったいなぜ人は走ると脇腹が痛くなるのでしょうか?

走ると脇腹が痛くなるのはなぜ?

走ることで健康になる!

っと言いながらいざ走ると脇腹が痛くなってしまった…。

健康になるはずが不健康になってしまったように感じる虚しい時間…。

マラソンをしているとなぜ脇腹が痛くなるのでしょうか?

実はその答えは人間の身体の作りにあります。

人の身体の中には大切な臓器がありますが、これは左右対称ではありません。右と左では異なるものがあります。そのため、脇腹が痛くなる原因も右と左では異なっているのです。

右の脇腹が痛くなる原因とは

右側の脇腹が痛くなる理由は、走る振動で肝臓が揺れているためです。

肝臓の重さは大人で約1.5kgあります。結構な重さがありますが、走ることでこの重たい肝臓が上下に揺れます。すると、肝臓の上にある「じん帯」が引っ張られてしまうのです。(じん帯は横隔膜の下にあります。)

肝臓が揺れることでじん帯が伸び、それが脇腹の痛みとして症状がでます。

左の脇腹が痛くなる原因とは

左の脇腹が痛くなる理由は、大腸にガスがたまるためです。

腸内にたまっているガスは、呼吸や食事のときに飲み込んだ空気。そして、腸内の発酵によっても発生します。空気が溜まり続けていくとお腹が破裂をしてしまうので、身体はこの空気を蠕動運動によって出そうとします。

しかし、走っていると身体が上下に揺れるため蠕動運動の動きが停止。走る振動により、軽いガスが上にあがり、左の腸の曲がり角にたまりやすくなります。

ガスで大腸が膨れてしまい神経を刺激。これが左の脇腹が痛くなる原因です。

ただ、もう一つ原因があります。

左の脇腹には血液をためておく働きのある臓器「脾臓」があります。走ることで急激に脾臓から筋肉に血液を送り出そうとしたことで腫れてしまい痛みを伴う場合もあります。

脇腹が痛くならない・和らげる方法

  • インナーマッスルを鍛えること
  • ろっ骨の下を押してガスを逃がすこと
  • 左手を上げて腸の曲がり角を広げること

まとめ

左の脇腹が痛くなったら腸のスペースをあけることが大切です。右の脇腹は普段からインナーマッスルを鍛えて対処しましょう。

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