焼きそば「粉末ソース」と「液体ソース」の違いとは?

お祭りのときや、学校の文化祭などでもお馴染みの焼きそば。

手軽に作れて美味しい焼きそばは多くの人に愛されている食べ物です。

その焼きそばですが、市販されている容器に入ったものでは、「粉末ソース」と「液体ソース」の2種類があります。

なぜ、2種類あるのでしょうか?

焼きそばのソースが2種類ある理由

カップ麺に入った焼きそばを作るときに、お湯と一緒に添付されているソースも入れてしまった経験はありませんか?

あれ、かなりショックですよね…。焼きそばの味が薄くなってしまい、美味しさが半減…、それ以上に味がしなくなります。ラーメンやうどんの作り方のノリで作ってしまうため、ソースをお湯の中に入れた瞬間に…

あー!!

って、なっちゃうんですよね。

その試練を乗り越えても2つ目の失敗が待っています。焼きそばの中にお湯を入れるのはいいのですが、しっかりとお湯を切らないと、カップの中に余っているお湯にソースが混ざりこんでしまい味が薄くなってしまう…。食べた瞬間に…

あー!!

涙の隠し味を入れながら焼きそばを食べることになるのもしばしば。

そんな思い出深い焼きそばですが、ソースには大きく2種類あります。「粉末ソース」と「液体ソース」です。

なぜ、2種類の違うソースがあるのでしょうか?

例えば、粉末ソースが使われているのは「マルちゃんの生焼きそば」や「日清焼きそば」。その一方で、液体ソースが使われている商品は「ペヤングやきそば」。

同じ焼きそばなのに、いったいなぜソースの種類を変えているのでしょうか?

粉末ソースと液体ソースがある理由は調理法

実は、粉末ソースと液体ソースの2種類が存在する理由は調理法にあります。

生麺と乾麺の焼きそばに液体ソースを使うと、加熱の温度によってソースが蒸発してしまうのです。ようするに、食べたときに味がなくなってしまいます。

フライパンの上に水を入れると、蒸発して水が少なくなっていきますよね?それと同じです。フライパンなどを使って生焼きそばなどを調理するときに加熱をしますが、液体ソースを使うと麺に染み込む前にソースがなくなってしまうのです。

そこで粉末ソースの出番!火で加熱しても粉末のため蒸発することがありません。フライパンの上でも麺と絡むことになるので、美味しく食べることができます。

反面、カップに入った焼きそばはお湯を入れて麺をほぐします。加熱をする工程がいらないため、液体ソースを使うことができるのです。

まとめ

焼きそばソースは個体・液体の長所を利用している。

焼きそばには2種類のソースがあります。粉末タイプと液体タイプですが、液体タイプで調理をすると蒸発をしてしまうため、麺に味が染み込みません。

一方の液体タイプはカップ麺の中に直接いれることが多いです。これはほぐれた麺の中にいれるだけなので蒸発することがないためです。

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