「熊沢トンネル」心霊スポットの真相

「熊沢トンネル」心霊スポットの真相【4コマ漫画】

 

お化け屋敷が好きな人はたくさんいますが、さらにレベルをあげた心霊スポット巡りに行く人もいます。

ホラー系が苦手な人には絶対に理解することができない行動ですが、怖いもの見たさが恐怖よりも上回る人もいるのです。

誰も来なそうな小さなトンネルがあるところは心霊スポットになりやすいですが、新潟県の秋葉区にある「熊沢トンネル」もその一つです。

森の中にひっそりと存在するトンネル。そもそもなんのためにあるのでしょうか?その理由とは?

秋葉区 熊沢トンネルに幽霊が出る?

秋葉山には熊沢トンネルという小さなトンネルがあります。

外から見るとこんな感じです。

「熊沢トンネル」心霊スポットの真相 1

車一台がギリギリの幅に見えますが、中には階段があるため、歩行者専用のトンネルになります。昼間でこの雰囲気なので夜になると…。近づきたくない場所に大変貌しそうです。

この場所では死亡事故が過去にあったといわれています。それはトンネルを掘る最中に起きました。作業員の人が不運にも亡くなってしまっているのです。

この場所は心霊スポットとして地元では有名で、これまでにも不思議な体験をした人がいます。

  • トンネルでハイヒールの歩く足音を聞いた
  • トンネルの上の林の所に白い着物を着た女性の霊が立っていた
  • 小さな幼児が泣いていた
  • 後ろを向くとどこかの世界にいく

女性と子供…、親子なのでしょうか?亡くなった作業員ではなさそうです。

石油鉱業に作られたトンネル

このトンネルはそもそもなんのために作られたのでしょうか?歩行者専用ということなので、昔の人が先の山に行きやすくしたのでしょうか?時間短縮のためのトンネル?

新潟県新潟市秋葉区新津地区という場所にトンネルはありますが、この地区の産油量は日本一を誇る油田地帯です。そのため、石油油田に関する遺構も多く残されています。

そう、この洞門は熊沢抗区の石油鉱業のため。

運搬や通行人の利便性を高めるために作られ、1900年に完成しました。この場所も昔は賑わっており、1902年には大正天皇が行啓されるほどでした。

でも時代は進み、人も街のほうへ流れ始めるといつしかこのトンネルには人があまりこなくなってしまいました。

かつては洞門の完成により遠回りしていたものが最短距離になったため頻繁に使われていましたが、車や道路、海外との貿易が発達した現在ではあまり使うこともなくなっています。

ちなみに、熊沢から重たい油樽を背負い、熊沢トンネルを通ります。そして、能代川まで運ばれた原油は油舟に積み替えられて、新潟市などの精油所に運ばれていました。

ちなみに、山に穴をあけるため熊沢トンネルを一番最初につくったのは地元の男性4人で、10か月かけて完成させました。その後、修復を繰り返していきました。

熊沢トンネルの行き方

秋葉湖から林道に入ります。少し迷いそうですが、右側にある森の小道をしばらく歩いたところに突然出現します。

まとめ

油の運搬に利用されていた。

熊沢トンネルは、かつて油を運搬するための便利な場所でした。回り道をしなくていいため、たくさんの人がこの道を行き来をしていたのです。

しかし現在では利用することがほとんどなくなりました。そして、その場所はこの世に未練を残した女性や子供が彷徨うミステリースポットとして知られるようになりました。

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