「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
怖いものを見たときに「うわー!」と叫ぶのは普通のこと。
「ぎゃぁああ!!」
と叫ぶ人もいます。
しかし、その後に、「くわばらくわばら」と呪文のように唱える人もいます。
では、「くわばらくわばら」とはどのような意味があるのでしょうか?
くわばらくわばらの語源
幽霊など、恐ろしいものを見たときに「くわばらくわばら」と言いますが、どのような意味が込められているのでしょうか?その語源とは?
「くわばらくわばら」は怖いときに使われる言葉だと思われていますが、実はもともとの意味は違います。諸説ありますが、兵庫県の桑原という地名で誕生した言葉だと言われています。
昔々、兵庫県の桑原という場所にお寺がありました。ある日、雷様の子どもがお寺の井戸に落ちてしまったのです。
雷様は叫びました。
「たすけてくれー!」
その声を聴いた和尚さんは、声のする井戸の方へいきました。和尚さんは声のする井戸の中をのぞいてビックリ!雷様の子どもが泣き叫んでるではありませんか。
和尚さんは雷様を助けるかわりに、ある約束をします。それは、「桑原の土地に雷を落とさせない」こと。雷様は和尚さんとの約束を受けることにしました。そして、無事に深い深い井戸の中から出ることができたのです。
「(雷を落としてはいけない場所)くわばらくわばら」
雷が鳴った時に、「くわばら」と言えば雷が落ちないかもしれませんね。
まとめ
雷様を助ける取引言葉「くわばらくわばら」。
おっちょこちょいの雷様です。
桑原には「くわばらくわばら」で雷が落ちなくなりました。
和尚さんすごいですね。