身体が透けて見える透明な魚がいます。
その中でもアクアリウムに人気な魚が「トランスルーセント・グラスキャット」。
どのような魚で、飼育はしやすいのでしょうか?
トランスルーセント・グラスキャットの飼い方
トランスルーセント・グラスキャットは魚です。
トランスルーセントは「半透明」の意味や「半透明のグラス」の名前を持つ魚で、身体が透明で神秘的!
頭部だけは普通、身体は半透明でナマズらしい2本のひげもあるトランスルーセントグラスキャットの飼い方をみていきましょう。
他の魚と混泳はできる?
トランスルーセント・グラスキャットは8~10cmまで成長します。
10cm以上に成長することは殆ど無いですが、たまに15cmになる個体もいます。水槽のサイズは60cm以上あると良いでしょう。
トランスルーセント・グラスキャットはナマズの仲間になります。ナマズは水底を主な生息位置にしていますが、トランスルーセント・グラスキャットは中層に群れを作り「群泳」で泳ぐ習性があります。
単独飼育では隠れてしまうことが多いため、群れで行動をする性質を利用して5匹~10匹の多頭飼で育てると良いです。
ただ、あまり活発に泳ぐ魚ではなく物陰に隠れているので、隠れる場所を設置する必要があります。
性格は温和で、同程度の大きさの熱帯魚なら混泳が可能です。
カージナルテトラ、グッピーなどと混泳させることが多いです。
トランスルーセント・グラスキャットよりも小さな3~4cmの魚や稚魚、ヌマエビは食べられてしまう可能性が高いため混泳は難しいでしょう。
ただ、トランスルーセント・グラスキャットはとても温厚で臆病な性格です。これらの魚を積極的に追い回すことはあまりないため、混泳が完全に不可とは言い切れないところがあります。
ミナミヌマエビの成エビなら問題ないかも知れませんが、稚エビは捕食される可能性が高いです。
餌の種類
- 人工餌
- 赤虫
食欲は旺盛です。
トランスルーセント・グラスキャットの餌は「赤虫」などの生餌から「人工餌」まで、なんでも食べます。
赤虫ばかり与えていると栄養が偏ってしまうため、人工餌を主食にできるように調整をしましょう。
浮いている餌はほとんど見向きもしない個体もおり、食いつきが悪く餌を食べてくれない場合は沈降性の餌をあたえてみましょう。
夜行性のため餌は基本的に夜食べます。
水槽に入れたばかりの場合は警戒をしていると思うので、消灯前後に給餌すると良いでしょう。
水質と寿命
- 水温:20~27℃
- 水質:弱酸性から弱アルカリ性
- 寿命:3~5年
平均寿命は3~5年です。
水質変化に弱い熱帯魚なので、少しずつ水の交換をしましょう。トランスルーセント・グラスキャットは体調を崩すと、体が白く濁る性質があり半透明になります。
毎日の観察と世話で異変に気付きやすいです。
また、酸欠に弱いところがあるため、ろ過フィルターやエアレーションを用意します。
まとめ
トランスルーセント・グラスキャットはその透けた姿から大変人気のある魚です。性格も大人しく混泳に向いています。トランスルーセント・グラスキャットは群れで生きているため最低でも5匹以上は欲しいところです。
トランスルーセント・グラスキャットを家に迎えるときには水合わせを慎重にしましょう。水換えにも少し気を付ける必要があります。一度水質に慣れると丈夫に生きます。トランスルーセント・グラスキャットは白点病になりやすい魚として知られているので気に留めておくと安心です。