深い眠りから覚めると枕元に置いてある1つのプレゼント。
彼は子どもが眠っている間にこっそりと部屋の中に侵入。
そしてなぜか良い子にしている子どもにはプレゼントを置いていきます。
勝手に部屋に入ってきたのに子どもは喜んでいるのです。
この侵入者である「サンタさん」が来る日はクリスマスになりますが、この日の夜食はごちそうを食べる人も多いです。
そこに登場するお肉は「ローストチキン」。
そのローストチキンには「銀紙」と「リボン」がついていませんか?
「飾りのための銀紙?リボンがあると気分があがるし♪」
お祝いの日やクリスマスなど、ちょっと豪華に過ごしたいときに思いつく料理のローストチキンですが、よく見ると銀紙が付いています。
いったいこれは何のためにあるのでしょうか?
ローストチキンの銀紙に隠された秘密とは
クリスマスの定番メニューといえばローストチキン。
ローストチキンの銀紙には意外な理由があります。骨の部分に銀紙が巻いていますが、その理由がわかりますか?
「手を汚さないため!」
…ではありません。
つい銀紙がついているから「どうもご親切に♪」と、ありがたく銀紙を手で掴んで食べてしまいがちですが、実はちょっぴり恥ずかしいマナー違反になります。
骨の断面を隠す銀紙
実は、銀紙は手を汚さないためにあるものではありません。
ローストチキンについている銀紙の本当の意味は、骨の断面を隠すため。
鶏の足先を切断しているわけだから、人によってはこれがグロテスクなものとして受け止められてしまい、ましてやそれがテーブルに置かれていることになります。
人によっては美味しい食事の最中に食欲が失せてしまう光景が目の前に…。
これは逆に考えると、欧米のテーブルで銀紙を握りながらそのままかぶりつくと周囲の目を気にしてしまう事態になるかもしれません。骨の断面を隠すために銀紙を巻いているのだから。
正しいローストチキンを食べるときのマナー
銀紙が巻いていても、巻かれていなくても、お皿にそのままにしてナイフとフォークで頂くのが正しいマナーです。
日本では手を汚さないためのものだという認識があっても、外国では「えっ?」と、思われてしまうので注意が必要です。
ちなみに、銀紙の上に可愛らしいリボンが巻いてある理由は、少しでも残酷な部分を隠して美味しく食べてもらいたいという料理人の心遣いになります。
まとめ ローストチキンは料理人の思いやりでいっぱい
- 銀紙は断面を隠すため
- リボンはシェフの思いやり
銀紙がしてある理由は断面図を隠すためであり、欧米のテーブルで銀紙を手にとり、そして握りながら食べてしまうと、どこからともなく「ヒソヒソ」という声が聞こえてくるかもしれません。
テーブルマナー違反になっています。
本来の食べ方は銀紙が巻いていても巻かれていなくても、お皿にそのまま乗せた状態でナイフとフォークを使い頂くのが正しいマナーです。
また、リボンをつけている理由は、少しでも残酷な部分を隠して美味しく食べてもらいたいと思う料理人の心遣いにあります。あえて銀紙とリボンがついているローストチキンを選ぶと、ちょっとうれしい気持ちが多くなるかも?
銀紙で巻かれたローストチキンと銀紙+リボンで巻かれたローストチキンでは、後者のほうがワンランク上の気持ちにしてくれるかも!
より一層、料理人の愛情がこもったローストチキンになっています。
ただし注意が必要です。
ローストチキンには銀紙が巻いてあるので、あまりの美味しさに我を忘れながら食べると危険です!そのまま銀紙を噛んだ瞬間、歯に入れてある銀歯とコラボレーションしてしまい口の中に雷が走ります。
激痛でしばらく鈴の音も聞こえまい…。