自動車はエンジンがあることで動きます。
オートマチックの中には「CVT」と「AT」がありますが、何がどう違うのでしょうか?
「パッと聞くとCVTの方が高性能っぽいけど…」
マニュアル車では決して感じることができない便利なAT車ですが、自動車のエンジンでオートマチック車には2種類あります。
それぞれの特性を見てみましょう。
CVTは、AT車でもエンジンが違う
CVTとATは何が違うのでしょうか?
数十年前まで主流だったMT(マニュアル)車からAT(オートマチック)車に変わり、近年では「CVT」を装備した車が多くなりました。
CVT車を自動車企業が増やしてきたということは、それほど消費者もCVT車を求めている人が多いということです。増えているということは何かしらのメリットがあるはずです。
AT車とは
AT は、MT車を自動化した装置になります。
MT車は、ギアチェンジをするたびに振動が車に伝わります。
ATも同様にスピードの強弱で自動変速され、車に振動が伝わってきます。
一般的にAT車は4速です。そのためスピードや路面状況により余分なパワーを使ってしまうので、燃費が悪くなります。
- 振動が多い
- 燃費が悪い
CVT車とは
CVTはAT技術を最適化した新技術であり、ATエンジンの変速肯定をなくしてスムーズにスピードの強弱に対応出来ます。
変速肯定がないので、ギアチェンジに生じた振動が無くなり、快適な走行が可能になりました。
決まったギアがないので、常に最適な燃料効率化が行われ最小限の燃料で走行でき、燃費向上にも繋がっています。
しかし、坂道発進で急な坂道では後ろに下がりやすい傾向があります。
- 変速時の振動が少ない
- 燃費が良い
イメージ(変速ギアのイメージ)
- AT車 …「ガク!ブオー!ガク!ブォオオオ!ガク!ブォオオオオオオオ!」
- CVT車 …「ブォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
乗り心地と燃費がいいのはCVT!
カクカクスピードが上がるATと、右肩上がりに伸びていくCVTと言った感じです。
高級車などは、CVTよりATを採用している車が多くあります。
CVTは、中型車~小(軽)車の中で最も利用されていますが、高級車は燃費や変速ショックを抑えるためにギアを一般的な4速から、7~9速などに増やして対応しています。(レクサスLS:8段、ベンツ:7段、BMW:6 段)
まとめ
ATよりも乗りやすいCVT。
CVTはATと比べて、急な坂道のときに信号で止まった場合、「フットブレーキを使った坂道発進」をしないと後ろに下がりやすいです。
ただし、現在はハイブリッド車が普及して、車種によってはモーターの力を使い、坂道で後ろに下がるのを抑制する機能も搭載されています。また、ハイブリッド車には普通車でもCVTが使われている車が多く普及しています。