野球で投手の投げたボールが打者の身体に当たることを「デッドボール」と呼びます。
しかし、この「デット」という言葉は「死」を意味していません。
デットボールの呼び名を直訳すると「死のボール」、つまり「死球」になりますが、プロ野球で使用されているのは硬球です。
それが100キロ半ばのスピードで身体に直撃すると、打者はまさに死ぬほど苦しい時間を味わうことになります。
「”死の球”としてもっともらしい命名…」
しかし、本当の意味は違うのです。
デットボールの本当の意味とは?
デッドボールは、「相手を死なせるほど恐ろしいボール」という意味ではありません。
「本当の意味とは?」
実は、本当のデットボールの意味は「死んだ球」という意味。英語では「hit by a pitch」といいます。どういうことかというと、「これまで順調に進んでいたプレーが一時停止されて、プレーからはずされたボールのこと」をデッドボールと呼んでいるのです。
「人が死ぬボール」ではなく、「ボールそのものが野球のゲームから死んでしまった」という意味になります。
「ボールが死んだという意味!」
まとめ
デッドボールは死んだボール。
投手が試合を止めたペナルティーとして打者は一塁を与えられています。
痛い思いをしたから、その代償として1塁に行ける意味ではありません。
相手を死に追いやる恐ろしい球の意味ではなく、その試合からはずれて死んだ球という意味を持ちます。