うどんには関東風と関西風がありますが、どちらが好きですか?
「どっちも美味しい!」
関東のうどんの特徴として、スープの色が濃いことやシンプルな味があげられます。
一方、関西のうどんの特徴として、スープの色が薄いことやしっかりとした出汁(ダシ)があげられます。
関東と関西のうどん味の違いを見てみましょう。
また、関東・関西のうどんの境界線はどこからになっているのでしょうか?
どん兵衛により境界線が誕生
日本初のどんぶり型カップうどん「どん兵衛 」の発売当時、日清食品の調査により初めてその境界が判明しました。
「なんと境界線はどん兵衛が作っていた!」
どんぶり型カップうどんである「どん兵衛」を発売するにあたり、東西の好みに合わせた商品を開発することになりましたが、出荷エリアを決めようにもうどんのつゆの味の境界がどこなのか明確な資料がありませんでした。
困り仕方がないので自らの足でその境界を調べることになります。その結果、関東と関西を分ける境界は「関ヶ原」でした。あの戦いが行われた場所です。
「うどんの境界線は関ヶ原!」
うどんが美味しいのは関東風?関西風どっち?
「何でも調査団」でうどんについてアンケートを行いました。
その中で「うどんの汁(だし、つゆ)は、関西風と関東風どちらが好きですか?」と言う質問があり、この調査によると濃口醤油を使った黒っぽい汁で魚だしが主流の関東風が好きだと答えた人は、全国で多くても関東の30%。
関東は当然高い数字となりますが、関西では5%にも満たない低い数字にとどまりました。
続いて、薄口醤油を使った透明な汁で昆布だしが主流の関西風は、全国でも目立って好きな人が多く、関西が90%を超えていて、関東でも30%を超えていました。
「関東の人は関西のうどんも好きだという結果に!」
関東の人は関東のうどんが好きなのかな?と思いきや、実際は関西風のうどんが好きな人も多いということが判明。
全体的に、関西風うどんが全国で好まれているようです。ただ、出身が西日本でも、東日本に移住している人も多いためこのような結果になっていることも考えられます。
まとめ
関西のうどんは全国民の舌でおいしい。
東京含む関東エリアには、西からやってきた元地方人が多いですからね。
ちなみに、東日本全域では「どちらも同じくらい好き」という意見が多く占めています。
ようするに日本人はみんな、うどんが好き!
食べ比べをしてみると面白いかもしれませんね。