伝説の一角獣生物「ユニコーン」は本当に実在したのでしょうか?
「ユニコーンかっこいい!」
2万6000年前の化石発見で意外な真実が…
白馬の頭蓋骨から長く伸びるツノをした伝説上のユニコーン。
2万6,000年前に人類と共に暮らしていた一角獣の頭蓋骨がカザフスタンで発見されました。
ユニコーンはこれまで架空の動物として語られていましたが、ついに化石が見つかったのです。
その正体とは?
ユニコーンの化石が見つかる
発見された化石は、エラスモテリウム・シビリカムという名前の動物で、頭蓋骨の化石が出土したのは、カザフスタン北東部パヴロダル州。
2万6000年前の伝説とされているユニコーンの化石とみられています。ただ、馬ではなく大昔に絶滅したサイの仲間だと判明しました。
(出典:livedoor.4.blogimg.jp/)
「えぇぇぇ!?」
ユニコーンのイメージとはずいぶんと違いますね。
およそ260万年前に登場してシベリア中に生息していましたが、35万年前に絶滅したと考えられています。
生息域は、ロシアのヴォロネジ付近を流れるドン川から現在のカザフスタン東部と広範囲に及んでいたようです。
ここでふと疑問になることが出てきませんか?
2万6000年前の化石が見つかったこと。
そして、35万年前に絶滅したこと。
ロシア、トムスク大学の古生物学者アンドレイ・シュパンスキー博士が実施した放射性炭素年代測定からは、骨が2万6,038年前と非常に新しいことが判明しました。
当時シベリアの気候変動が原因でエラスモテリウム・シビリカムは絶滅しつつありましたが、シベリア南西部で生き延びていた可能性があります。
1万2,000年に絶滅したとされるマンモスはロシア北側の北極海に浮かぶウランゲリ島で4,500年前まで生き残っていたといわれているので、生息域が広かったため生き延びる確率もあがりました。
今回ユニコーンの元になったとされるエラスモテリウム・シビリカムは、全長4.6m、重さ約4トン、体高2mツノ周りは1m近くに及ぶ太さがあります。
「角が長い!いや長すぎw」
(出典:livedoor.blogimg.jp/)
大きな角は何に使っていたの?
この角は何に使っていたのでしょうか?
この巨大なツノはメスを奪い合ったり、冬の間草に積もった雪を払ったりするために使ったと考えられています。
そして手足が長いことから、今存在しているサイのような小走りではなく、馬のようなギャロップで移動していた可能性があります。
「馬のように突進するサイ…怖!!」
また、2万6000年前のため人類と遭遇していたかもしれません。
人はマンモスのように食料にしていた、あるいは神様として祭っていたかもしれません。
まとめ
ユニコーンはサイだった。
馬ではなく、まさかのサイでした。
馬ではなかった…
そんな「うま」い話はないのでしょう…
ごめんな「サイ」…