チリとアルゼンチンをまたぐ巨大湖にマーブル模様と洞窟があります。
さらにアンデス山脈から荒野の先に行くと…、一面「真っ白な大地」が姿を見せます。
「この謎の湖の正体とは?」
アンデス山脈「サリーナス・グランデス」白い大地の理由
(出典:retrip.s3.amazonaws.com/)
南米のアンデス山脈を越えるとすごいものを見ることができます。アンデス山脈を越えた先には「白い大地」が出現するのです。
白の大地が広がっていますが、ここで気になることがあります。
なぜこの大地は白いのでしょうか?
「南極の氷でもないのに…」
結論から言うと、実はその正体は塩の結晶です。南米のアルゼンチンにある「サリーナス・グランデス」は、塩湖として知られています。
サリーナス・グランデス塩湖ができた理由とは?
地下から湧き上がる塩水が9ヶ月かけて結晶化。
その結果、白い大地ができるのです。
アンデス山脈が海底から隆起したときに大量の海水が山上に残り、この広大な塩湖が形成されたと言われています。
塩湖全体の高低差がわずか50cm以内という世界で最も平らな場所にある塩湖だからこそできた芸当です。真っ白な大地は、掘削されて化学処理後に販売されているため手にすることができます。
サリーナス・グランデス
サリーナス・グランデスは標高は3500m、面積は220km2あり、南米で3番目、アルゼンチンで2番目に大きい塩湖になります。
降った雨が流れることなく大地に薄く膜を張ることで、空を湖面に映し出す「天空の鏡」と呼ばれる神秘的な絶景を崇めます。
(出典:i.pinimg.com/)
水が反射して綺麗な空と雲を映し出すため、知名度はそこまでないものの観光地としても静かに人気のあるスポットです。
まとめ
氷河とは違う美しさがある。
この水を舐めたらしょっぱいです。
塩湖ですから。
地球ってすごいですね。
地球が生みだした奇跡の結晶です。