高速道路は一般道と大きく違うところがあります。
速度もありますが、休む場所の作りにも違いがあるのです。
「駐車場が斜めになっている!」
高速道路の駐車場は斜めになっています。
気づいていましたか?
車で遠出をした時に多くの人が利用する高速道路のサービスエリア・パーキングエリアの駐車場ですが、斜めにした理由にはちゃんとした意味があります。
高速道路の駐車場が斜めの理由とは
(出典:iwiz-chie.c.yimg.jp)
平成元年の駐車場は白線が真っ直ぐですが、現在の駐車場は白線が斜めに切り替わっています。平成3年から本格的に移行が進みました。
「昔は直線が、今は斜線に変更された!」
高速道路の駐車場が斜めなのは逆走防止
高速道路の駐車場だけ斜めなのには、ちゃんとした理由があります。
駐車場の白線が斜めになったのは、高速道路の逆走が社会問題になったのがきっかけです。
サービスエリアは入口から出口に一方方向に出入りしますが、平成元年の時の真っ直ぐの白線の駐車場は、どっちが出口かわからなくなる人が続出!
「逆方向に出てしまう人がいた!」
真っすぐの駐車場だと、右と左にどっちも行きやすいためです。
そこで駐車場の白線の角度を出口方向へ斜めに変更しました。
この角度で進行方向が決まってるため運転手は迷うことなく出口に行きやすくなり、逆走も減少したのです。
まとめ
逆走防止のための高速道路駐車場の斜線。
駐停車で発車がスムーズに行える他にも、本線から走って来て切り返しの必要なく駐停車が行えるメリットもあります。
発車する時も最低限のハンドル操作で出発ができ、無駄をなくした分、駐車場の混雑を減らす効果があります。
車を発車したときに自然と出口のほうに向かうナイスなアイデアですね。
わざわざ反対にハンドルを切らないです。
逆走が激減しました。