なぜ水道料金の徴収は2ヵ月ごとに請求書が届くのでしょうか?
生活に欠かせないライフラインに、電気、ガス、水道があげられますが、各家庭にメーターが設置してあり、それぞれの会社職員が検針に来ます。そして、どのくらい使ったかを測定して使用料金を決めています。
電気・ガスは1か月単位なのに、なぜ水道は二か月単位でやってくるの?
水道料金の請求が2ヶ月単位の理由とは
ライフラインの仕様と点検のために定期的に家庭へチェックをしにやってきます。電気とガスは、月に一度の請求が来て支払いを行いますが、水道料金だけは2ヶ月に一度の検針と請求が一般的。
その理由は、電気とガスは民間企業が経営し、一方の水道は自治体が管理運営しているためです。
電気やガスの供給は公共事業ですが、管理運営をしているのは民間企業。民間企業は提供したサービスに対して出来る限り迅速に料金を請求・清算したい傾向があります。
「民間と公共の違いがあった!」
時間が経つとトラブルの元にもなりやすいからです。一ヶ月ごとにしっかりと収支を出して経営戦略を練ることで利益に繋げることができます。
水道は、ほぼ全国的に自治体が運営していますが、1ヶ月毎に各家庭に使用量を計測しに出向いたり、請求書の発行など、人件費等の費用がかさんでしまいます。
これを水道局はデメリットと捉えているようです。2ヶ月に一度の検針だと人件費も請求書発行の経費なども低く抑えることができます。
これらの理由から、1ヶ月検針は一部の地域と入居して翌月検針の場合だけに限られているのです。つまり、人件費を抑えることで、水道代が安くできています。
1ヶ月毎に請求しても公共事業だから「儲け」にはつなげにくく、2ヶ月毎にした方が手間も省けて都合が良いです。
ところが水道が民営化される法改正が2017年ー2018年に行われたので、水道事業が民間企業へ変わる可能性があります。
日本の水源を外国企業が買ったり、1ヶ月毎の検針と請求、人件費で水道代が高くなる恐れがあります。水道代が4倍以上になる可能性もあるといわれています。
「勘弁して…」
まとめ
国と自治体が管理してるから安い水道代。
水道の管理が民営化されたら、ガス代や電気代みたいに高くなるかもしれません。
水は日本の宝。
国や自治体の負担を軽くするとか、お金の問題ではなく、水だけは日本人がみんなで守っていきたいものです。