「みんな大好きなメロン!」
口の中でまろやかに味が染み出し甘い風味と共に喉を通ります。
一見メロンと聞くと高級なイメージがありますが、味はまったく同じでも値段に差が生まれることがあります。いったいその違いはなんなのでしょうか?
高級メロンと安いメロンの違い
値段が高い高級メロンと聞くとその差は、外観の網状(メロンの実は成長するとき皮がひび割れ、網目はそれを修復して出来る)にあったり、糖度にあったり、食感にあったりと色々推測できます。
「高級メロンの代表格と言えば ” マスクメロン ” 」が有名!」
高貴な甘みと香りが魅力のメロンですが、その抜群のおいしさには相応の値段をします。1万円以上することも。
高級メロンの栽培方法などにより異なるため、全てとは言えませんが、高級メロンは24時間コンピューターで湿度・温度管理されたハウスで育てられていて、養分を集中させるために1本の木に対して1個のメロンを育てているのが特徴です。
甘みや栄養を一つのメロンに集中させているのです。高級メロンの管理は大変。
「一方、値段の安いメロンは量で勝負!」
1つのツルに2~3玉が連なって育てられています。加えて、ハウスを何重にも重ねることにより温度を保っているため、温度管理のコストを大幅に削減することができます。
メロンの味はかわらない
メロン自体の味は高級メロンも安いメロンも変わりません。
産地によってメロンの品質に大きく差が出るため一概には言えないものの、値段の違いは、メロン1個1個にかけた時間の長さとコストにあります。味が変わるとしたら、それは「品種」によるもの。「味」で言うと高級メロンも安いメロンも大きな違いはないのです。
同じ品種で分かれる高級メロンと安いメロン
品種も同じなのに値段に差が出ることがあります。
これはどういうことなのでしょうか?
その理由は、メロンの網目の盛り上がり具合により変わります。網目が大きく盛り上がっているほうがメロンらしさが出るため値段が高くなります。
メロン農家の人は網目が盛り上がるようにわざと作っています。
「方法は簡単!」
メロンが成長する段階で拭くだけです。メロンが成長する段階で定期的に拭くことで細かい傷がつきます。メロンはそれを修復しようとして、「かさぶた」のように網目がどんどんと生成されていくのです。
網目が盛り上がっている方が美しく見えるためにこのようなことをしています。同じ品種でも見た目を良くするために手間をかけており、手間がかかると値段が高くなります。
ちなみに、メロンの特徴である頭部分にあるT字のつるについては、付いている方が値段が高くなります。これは丸いものよりも高さが出て、梱包代も運送料もより多くかかってしまうため。
メロンの味自体に値段は関係ないので(糖度の多い品種は除く)、安物メロンを購入しても十分メロンの恩恵が受けることができます。
メロンを一瞬で美味しくする方法
緑色よりも少しだけ黄緑色をしたものが食べ頃になります。また、メロンを一瞬で激甘にする方法があります。
「それは、メロンの下半分が甘いということ」
つまり、メロンは縦に切るのではなく、横に切る(赤道切り)と良いです。種と果肉が繋がった3か所をハサミなどで切るようにします。中の芯の部分もつながっているので、それを取るイメージでスプーンを入れて食べます。
スイカのように食べるのではなくメロンの中心部からスプーンですくうようにして食べていく方法です。
縦切りで食べていた時よりも、横切りで下半分を食べた時の方が一瞬で美味しくなり、メロンの一番甘い部分を食べることが出来ます。残った上半分は知り合いにプレゼントしてみてはいかがでしょうか?(笑)
まとめ
メロンは赤道切り!下半分が美味しい。
見た目を気にしなければ安いメロンでも十分美味しく食べることができます♪
高級メロンは誰かにプレゼントするときに選ぶと良いでしょう。