突然、雨が降ってきた時に傘を持っていない場合は走って避難する人が多くいます。
その一方で歩く人も。
走るのと歩くのではどちらが雨に濡れないのでしょうか?
雨に濡れないのは歩く?走る?
雨に濡れないようにするには雨に当たる面積を小さくして雨の中に居る時間を短くすることがポイントです。
イギリス人の学者が研究をしました。雨の中を移動するときに頭のてっぺんがどのくらい濡れて、身体はどのあたりに濡れやすいのかを調査。
その結果、秒速3メートル以上の速さで歩いても走っても変わらない結果がでました。歩いても走っても同じぐらい濡れます。
しかし、雨の日に車にのってると雨がたくさん当たっているように見えます。スピードが少しでも速いほうが多く濡れるのでは?
スピードを速くすると確かにたくさん濡れているように思えますが、それは前側が主。実は、後ろ側はあまり濡れていません。スピードが速ければ速いほど背中側は濡れなくなります。
アメリカが異議
イギリス学者の研究に異議を唱えたのがアメリカの気象学者のトーマス・ピーターソンとトレバー・ウォリス。秒速3メートルでは歩く速さとしては速過ぎると考えたのです。
歩く速さを秒速1.5メートルにして、走る速さを4メートルとして計算をし直しました。
その結果、小雨の中で歩いていれば、走るよりも16%多く濡れることが判明。豪雨では歩いている方が23%多く濡れます。
そして、前かがみのポーズで歩けば走るよりも36%多く濡れることもわかりました。
要するに、全体的にみると雨の中を速く走れば走るほど雨に濡れない♪しかし、身体の前側はびっしょり…。
「うん、でしょうね」
雨の強さ、風の強さ、風の向き、距離によって濡れる量も変わるので一概には言えませんが、距離が短ければ走るのがベスト!
距離が長いと、水たまりとかの跳ね返りもあるため、走ってもたくさん濡れてしまうでしょう。特にズボンはびっしょり!
まとめ
短い距離なら走ると歩くよりは濡れない。
ちなみに、傘を持っているときはゆっくりと歩いた方が雨に濡れません。