芸能人はハワイが好き!
日本人が外国に行く旅行先で常にトップを走り続ける「ハワイ」ですが、このハワイには「アロハシャツ」という定番の洋服があります。
実はこのアロハシャツ、日本人と馴染み深いシャツだということを知っていましたか?どのような由来があり、意味をふくんでいるのでしょうか?
アロハの意味とは
ハワイでは、必ずといっていいほど見かけるアロハシャツ。アロハシャツを見るだけで、「夏だなぁ」、「ハワイだなぁ」と視覚的に感じることができます。
そもそもアロハの意味にはどのような気持ちが込められているのでしょうか?
日本人も気さくに「アロハ~♪」と言っていますが、これはハワイ語で、「Aloha」と書きます。意味としてはとても深いものがあります。
- 好意
- 愛情
- 慈悲
- 優しい気持ち
- 思いやり
- 挨拶
「アロハ~♪」だけで、友達や知人、他人などといい関係が作れそうな意味合いがありますね。なかなか便利な言葉です。
アロハシャツの由来とは
アロハシャツの由来にはどのような歴史があるのでしょうか?ちなみに、アロハシャツは「ALOHA SHIRT」と書きます。
アロハシャツって、いろんな柄がありますよね。いかにもハワイって感じのパイナップル柄。トロピカルなものはフラダンスをする女性が主に着ているイメージです。
そして、虎や金魚などの柄。一見すると「和」的なイメージが強いオリエンタルものもよく着られています。
全体的に見ると、華やかでカラフルな色彩のシャツといったところ。
日本人と関係の深いアロハシャツ
そんなアロハシャツですが、ハワイのサトウキビ施設で働いていた日系移民が広めました。
っというのも、当時の日本では着物が一般的な服装でした。今のようにカジュアルな洋服ではありません。
日本人がハワイに移住したときに、たくさんの着物を持ち込みましたが、ハワイは予想していたよりも暑い!
花火大会で着るような浴衣は通気性があって暑い日にも快適ですが、本格的な着物となると暑い!ハワイの気候に着物は合いませんでした。そこで着物の袖を切ります。
「涼しい~♪」
ハワイの気候に合わせるために涼しい服を着たい。でも、日本の着物文化を残したい。
そこでリサイクルとして、ヨーロッパの船員たちが来ていた開襟シャツ「パラカ」風に加工することにしました。その結果、着物の柄をつけながら涼しい洋服「アロハシャツ」が完成したと言われています。
アロハシャツは、ヨーロッパの服を真似た日本とのハイブリッド服なのです。
諸説あるアロハシャツの話
上記が定説になっていますが、アロハシャツの由来は他にもあります。
例えば、日本の着物の美しさに惹かれたハワイの人がいました。あまりの美しさに目が仰天!ハワイの人が着物を着てみたいと言ったのです。
シャツとして。
着物をシャツにして欲しいという現地のハワイ人のために、日本人は試行錯誤を繰り返して、そのカラフルなアロハシャツになったと言われています。
定番アロハシャツ
アロハシャツには、主に5大絵柄があります。最近はマンガや映画のキャラクターまでプリントされていますが、伝統的な柄は5つになります。
クジラの尻尾「ホエールテール」柄
よく見かける柄だと思います。クジラがプリントされたアロハシャツです。でも、ハワイでクジラを見かけることはあまりありません。
なぜハワイでメジャーでもないクジラなのかというと、昔からクジラを見ると幸運が訪れるといわれているからです。つまり、ホエールテールは幸運を呼ぶ絵柄だということ。
ドルフィン柄
イルカも定番ですね。イルカは愛を運ぶと言われています。幸運を運ぶ愛の使者になるため、片思いの友人やカップルが着ると、関係がうまくいくかもしれません。
ウミガメ「ホヌ」
海亀は海の守り神であり、ハワイの人にとっては崇拝の対象。ウミガメがプリントされた柄を着ていると金運に恵まれるとされています。
ハワイアンフラワー
プルメリアの花言葉は「気品」や「日だまり」、「恵まれた人」。また、ハイビスカスは神聖なものを象徴する花になります。
結婚式に着られることも多く、ハイビスカスはお葬式などでも着ることがあります。
フラ
フラダンスのときに着られるアロハシャツです。「フラ」とはハワイの伝統的な音楽のこと。フラは神様に捧げる魂の象徴です。自然はもとより、生き物への感謝と尊敬を忘れない意味が込められています。
まとめ
アロハシャツの起源は日本の着物。
日本の着物がアロハシャツを作っていました。