「あっかんべー!」
子どもの頃にしたことがないですか?
していた人も多いこの動作。
そもそも「あっかんべー」ってなんなのでしょうか?
あっかんべーの意味とは
向かい合った人に対してする動作「あっかんべー」。「嫌い!」を可愛らしく言う意味合いを持っているイメージがありますが、実際のところ、「あっかんべー」にはどのような意味があるのでしょうか?
実は、あっかんべーの意味は「赤い目を見せること」。
あっかんべーをすると、目の下が引っ張られるため、血管が通っている赤い部分が見えます。これは「眼瞼結膜(がんけんけつまく)」と呼ばれるもので、毛細血管が集まっているために赤く見えるのです。
ちなみに、この部分が赤ではなく白いと貧血になっている可能性が高いので鉄分を摂るようにしましょう。
もともと「あっかんべー」は「赤目」を意味する言葉でしたが、言葉がくずれていきました。
- あかめ
- あかべ
- あかんべ
- あっかんべー
あっかんべーは赤目の意味!
なぜ「嫌い」の意味になったの?
あっかんべーは赤目に対する言葉だということがわかりましたが、なぜそこから「嫌い」という意味に変わったのでしょうか?そもそもあっかんべーはいつ頃から使われているのでしょうか?
福岡県に櫛田神社があります。
豊臣秀吉が安土桃山時代に造ったものだといわれている場所です。この神社には雷神と風神が木彫りされているのですが、雷神が雨・風を降らして災いをもたらそうと風神に呼び掛けています。
それを風神が「嫌だ!」としてあっかんべーをしている姿です。
防災をイメージしたものですね。
1800年頃の江戸時代「山姥と金太郎、髪結い あかんべい」という作品があります。
(出典:collections.mfa.org/)
この作品からわかるように、江戸時代にはすでに広まっていたことがわかります。
でも、これらの時代よりもずっと前の平安時代に意味が存在していたのです。平安時代に書かれたとされる説話集の「大鏡」には、「めかこうして 稚児をおどせ」と記載されています。
意味としては、「目を赤くして子どもを脅す」というもの。
赤い目をしたものは怖いイメージがありますよね?アニメでもよく恐怖の対象として目を赤く光らせることがあります。
赤い目を見せてグロテスクな目を見せるのは、相手に対して脅しをかける意味。相手を怖がらせる意味があったのです。
昔、法師が鬼を退治するときに恐ろしい形相をして悪いものを追い払うために目をむいてあっかんべーをすること、それが「あっかんべー」の起源だといわれています。
要するに、嫌いな鬼を追い出す意味として使われ始めました。
まとめ
ちなみに、あっかんべーの「べー」は、べろのべーと勘違いしたことから、舌を出すようになりました。