ジーンズはかっこいいですよね。
白人が着ているジーンズは特にかっこよく見えます。
「5~0~3~」と歌うブラビのEDWIN 503のCMはとても印象的。
ジーンズはなぜ青色が多いの?
丈夫で切れにくいとして昔から人気を維持しているジーンズ。
草彅剛さんはコレクターとしても知られ、出川哲朗さんも「充電の旅」で目に止まったのか、ジーニスト賞に選ばれるなどその人気が伺えます。
現在は様々な色のあるジーンズですが、突出して多い色が「青色」ですよね。ジーンズを思い浮かべるとまずは青色が頭に浮かぶと思います。
なぜ青色なの?
もともとジーンズは労働者のための衣服でした。きっかけは、ゴールドラッシュ(1848年~1855年)の時代。アメリカ・カルフォルニアの新しい金鉱に一攫千金を狙った人々が集まったことがあります。
このときにリーバイ・ストラウスという人物がいました。彼が後にジーンズを作ることになります。
金鉱は硬い岩盤を掘っていくお仕事。とても体力のいる激しい作業が続きます。岩に服が当たりすぐに破けるのも日常茶飯事でした。作業員はすぐに破けてしまう服に悩んでいたのです。
はぁ~破れないズボンがほしい…
そこで考えました。何かいい素材はないものか?そして見つけたのが「キャンバス生地」。テントや船の帆などに使われる強い素材です。
キャンバス生地は耐久性がとてもあるため、金鉱作業員の間でたちまち人気になりました。でも、船の帆に使っている布になるため「白色」です。青くはないです。なぜ青色になったの?
キャンバス生地の白色から青色になった理由
なぜ白色のジーンズから青色に変化したのでしょうか?
実は金鉱の岩の中には蛇がいます。労働者の近くに蛇がいるため、いつ襲われるかもわかりません。
そこで蛇除けの対策として「インディゴ」を使いました。インディゴとは、主にインドアイという植物が原料の染料になります。この染料には「ピレスロイド」という特有の臭い成分があり、虫よけや蛇よけに効果があるといわれています。
つまり、労働者を蛇から守るために染料を使ったら青色になってしまったということです。
ただ、現在のジーンズは天然のインディゴではなく、コストが安く大量生産が可能な合成のインディゴを使用しているため、蛇よけの効果はありません。現在のジーンズが青いのは名残りというわけですね。
まとめ
金鉱で働く人のために耐久性の高い船の帆(白色)が使われました。そして鉱山にはヘビもいるため、労働者を守るためにインディゴを使ったところ青色に変化。それが今でも引き継がれています。