Appleは11月11日、Mac用のAppleシリコンチップとして「M1」を発表しました。それに伴い、ノート型MacのMacBook AirとMacBook Pro、据え置きデスクトップ型のMacminiが新しく更新されました。
当方、Windows機を愛用しているため、Macパソコンは久しぶりに扱います。っというか、ほぼ初めての状態です。昔、2009年式でしょうか?この頃に一度、Macをはじめたいなと思い購入しました。
iMacがやってきた!
購入した当時は「うひぉお!!」ってなりましたよ。「そんなに言われるほどデザインいいかな~?」と思いながら、デザイン系にも興味があり、Macのソフト機能を勉強したくて迎え入れましたが、いざ台に置いてセットしてみると…
「うひぉおおおおおおおおお!!」
なるほど…、これがMacマジックですか。もうね、置いているだけでいいですわ。横にある19インチモニターがおもちゃに見えてきます。
よーし!Macのお勉強するぞー!
部屋を掃除して、電源をコンセントにセットして、Macを使う時にはコーヒーを飲まないといけないんでしょう?iMacを持ってスタバには行けないので、自分でコーヒーを用意して、パソコンのスイッチをつけて…
「ジャーン!」
おぉ!、Windowsとは違う!起動音がする!なんだか新鮮で良い。これはやる気満々で学べそう♪
…。
( ^ω^)・・・え~と
…。
は?
さっぱりわからない!
ダウンロードしたのはどこにいったの!?
マイコンピューターはどこ!?
コマンドキーってなに!?
Mac本を探しに本屋にいくも、いろいろ調べていたら頭から湯気が出てきてやる気損失。
1か月もしないうちにiMacは旅立ったのでした。
それからというもの、ずっとWindowsを使い続けています。でも、新発売されたMacはM1チップを搭載した、別次元のものというではありませんか!
Mac miniかMac Book ProかMac Book airか
今回、発表されたM1搭載のMacは3機種で、「Mac mini」・「Mac Book Pro」・「Mac Book air」。
前回、アップルに入り込みたいと思ったきっかけは、「Intelが入っているから」というものもありました。でも新登場したMacにはIntelが入っていません。
Intelが導入された時期にMacに引かれ、Intelが出ていく時期にMacに引かれるという…。
メイン機で使っているWindowsの自作パソコンはAMD CPU Ryzenを使用しているので、特に不便もなく、別に「Intel入っている」じゃなくても良いかなと思い、MacにIntelが抜けたタイミングで購入検討に入りました。
また、動画出力でMac特有の「Prores」形式が必要だったというのもあります。Windowsでもできなくはないのですが、画質に影響が出るとのことだったのでMacのコンピューターが必要。
「じゃーどれを選べばいいのさ!」
っと、なるわけですが、自分の用途を考えると選択肢はある程度決まってきますよね。
- Mac mini
自宅で使う人 - Mac book Pro
持ち運びをしながら高負荷の処理をしたい人 - Mac book air
持ち運びをしてネットサーフィンが主な人
特に持ち運びをしないため、そうなると「Mac mini」が候補になります。そこで注意しないといけないことが、本体と電源コードしか付いていないということ。
つまり、「マウス・キーボード・モニター」は自分で揃えなければいけません。純正を集めると10万円近くになるので、それは7万円で購入できるMac miniよりも、10万円のMac book airを購入したほうが良くない?良くなくなくなくない?となり、コスパを求めるのであれば「なんだかなぁ」となってしまいます。
Windows用のキーボードをMac用に使うと、キー配列は癖がありますが、Windowsでもなんとか流用できるので、余っていた周辺機器を利用することにしました。とりあえずお試し的な感覚です。
- Windows用のマウス
- Windows用のキーボード
- Windows用で購入したUSBハブ
「あとはモニター!」
あっ、テレビがある。19型のテレビ。HDMIケーブルでつなげてテレビを流用しよう。これで初期値Mac miniの価格のみに収めることができました。
ちなみに、テレビのサイズが30インチ以上あると、逆にパソコン出力時の文字などが見にくくなることもあるため、注意が必要です。
転用できる周辺機器がない場合には、Mac book airも良い選択肢だと思います。
ちなみにテレビモニターですが、「AQUOS」だと変なノイズが出てしまいました。2012年式が原因なのかはわかりません。Mac側でモニターアス比を変更すると「対応できない出力なんたらかんたら~」と出て、真っ黒画面へ。強制再起動するも戻らず真っ黒。これは仕様なのか不具合なのかさっぱり。
東芝の「REGZA」に変えると、ノイズも出ず、アス比も自由に変えることができました。こちらも19インチなので見やすいです。個人的にはREGZAテレビのほうが安定してるイメージを持ちました。
テレビに出力する場合にはご注意を。
Mac miniを購入
Amazonで購入しました。
アップルストアで購入するよりも、Amazonで購入したほうが良いと思います。その理由は、ポイントがつくためです。ポイント: 4004pt (5%) 付くので、76,076円で買えちゃいます。
そのポイントで仮に周辺機器が認識しなければ、Macのものを買えば得します。ちなみに、アップルストアで購入すると、80,080円(代引きは+500円)だったような気がします。
また、Apple MacBook Pro Apple M1 Chipだと、ポイント: 7414pt (5%) 。
最新 Apple MacBook Air Apple M1 Chipだと、 ポイント: 1153pt (1%) がつきます。尚、SSDを512GBにすると、ポイント: 7139pt (5%) になります。
ポイントが少ないのは、MacBook Airが一番売れると見込んでいるからでしょうね~。確かに一番売れ行きが良さそうです。
蓋をあけて~
外観をチェック。
いいですね~。従来機よりもスロット類が少なくなっているようですが、そこには注意が必要です。 個人的にはUSBハブがあるのでギリギリなんとかなります。
Mac miniって小さくてかわいい!
可愛いだけではダメです。動画編集をするために購入したので、その処理能力が大事。
歴代Macパソコンを使ってきたわけではないので、従来機との比較はできませんが、体感としてのWindowsとの比較なら可能です。あくまでも体感であり、ベンチマークではありません。
現在、自作PCのスペック
- Ryzen 5 3600
- ZOTAC GeForce GTX 1650 OC
- ASRock AMD B450
Mac miniと上記のスペックとの体感比較ですが、多少は自作パソコンのほうが上にあるかなぁ?というくらい。
「ハッキリ言って驚いた!」
大きなタワー型のパソコンと小さい四角のお弁当箱が同じくらいの処理能力だなんて…。嬉しいようなWindowsでパーツを組み立てたものとしてはショックのような不思議な感覚です。
Mac miniの音は小さい!
なんと言っても、「音」!
自作パソコンで高負荷をかけたら、ファンが叫びだします。
「ヴぁぁぁぁブウォオオオン!ぁあああああああ!!」
かなりの音が鳴りますが、一方のMac miniは…
起動してるの?
処理してるの?
音が聞こえないんだけど…。
M1のMac miniもファンが付いてるよね。
「シーン…」。
高負荷をかけても本当に音がしないです。耳を近づけると少し聞こえるくらいなので、ファンレスのMac book airは本当に無音の世界に突入しますね。昔、DellパソコンでファンレスPCを使っていましたが、ファンなしの世界は快適だった記憶があります。
でも、Mac miniでもこのくらいなら、Mac book Pro M1も静かなのでは?ただ、処理を維持する能力は、構造上「Mac mini → Mac book Pro → Mac book air」でしょうね。パソコンが熱を持つと処理能力を落とすためです。排出性能が高い方が、高処理の持続性が高くなります。
熱を持たないMac mini
4kの動画をレンダリングさせていますが、まったく熱くならないのですが…。熱くならないからファンの音も小さい。
この時期ということもあるので、真夏にどうなるのか気になりますね。Mac book airを狙っている人はそこを考慮して選んだほうが良いかもしれません。
4k動画の素材
- H265
- ビットレート:200Mbps
- フレームレート:59.94fps
- サイズ:3840×2160
- コンテナ:mov
結構な重量級のある素材をレンダリングしていますが、軽い軽いそして軽い。ソフトは「iMove」・「DaVinci ResoLve(ダビンチリゾブル)」。
当方の環境では、コマ落ちすることなく編集可能でした。過去の自作パソコンで、Intelのi5第5世代のときにはカクカクでまったく編集することができなかった動画ファイルを、M1プロセッサーは可能にしました。
Windowsの現在使用している自作PC(Ryzen 5 3600・GeForce GTX 1650 OC)も、H265形式を使うとコマ落ちするので、Mac M1はすごいですね。
「mov」なので、そもそもMacコンピューターに最適化された動画形式っていうのもありますが。(自作パソコンでH264はコマ落ちなく普通に編集できます。)
上記で1分の動画をProRes422HQでレンダリングしたところ、約1分程度でした。
十分はやいですね。
ゴリゴリのエフェクトなどをかけたりしながら動画編集する場合には、16GBを選んだほうが無難ですが、軽い編集なら8GBでも良いかな?ってイメージです。
確認できたアプリソフト
M1の情報を見ると、ネイティブ稼働ではないものの、けっこう起動するソフトはあるみたいです。当方で確認できたアプリを載せておきます。
- DaVinci ResoLve
- Blender2.90.1
- XP-PEN(Deco 01 V2)
Deco 01 V2は、USBを刺したら認識しました。っが、ペンの左クリックを認識せず。ドライバをいれて、設定をすると使えるようになりました。
ただ、筆圧のドライバーが見つからず…
同じ強さのペンでひたすら描くといった感じ。MacPCにまだ慣れていないので、ひょっとしたら見つけられなかっただけなのかもしれません。
動画編集の無料ソフトに「Shot cut」がありますが、こちらのソフトは起動しませんでした。インストールのやり方が違うのかな?「Current Version: 20.10.31」とあるので、次の更新でM1対応が出てきそうな気がします。
ちなみに、ダウンロードページにある「Current Version: 20.10.31」バージョンの下の方に、小さく次期バージョンの「ベータ版」があり、それをダウンロードすることができます。
ダウンロードしてみたところ、M1チップのMacでも「Shot cut」を起動することができました。ただ、動作は遅いです。ネイティブ稼働に対応している「ダビンチ」と比較すると、体感は10分の1ほど。レンダリング速度も遅いです。レンダリング時に、ダビンチ1分の速度に対して、Shot cutは10分~15分時間がかかる感じ。
「Shot cut」のネイティブ対応に期待ですね。
まとめ
過去のグダグダiMacの感情が残っていたため、今回は扱いきれるかなぁ?と不安はありましたが、過去のあれは何だったんだろう?と思えるほど、今のMac OSは扱いやすいと感じています。
メインでWindows機があれば、Macのショートカットキーを求めなければ、Windowsのマウス・キーボードでも騙し騙しで使えそうですし。何より、Amazonポイントを引いて7万6千円ポッキリでMacを始められるMac miniは最高!
Mac miniはProRes変換機専用として、WindowsとMacの良い使い分けができそうです。
ちょっとMacの進化に驚きました。M1搭載のデスクトッププロ向けが発表されたら、すごいことになりそうですね。