「ごめんなさい! すみません… 申し訳ありません!!」
日本語には多くの謝り方がありますが、それぞれの言葉には正しい使い方があるのでしょうか?
謝るときにどの言葉を使っていますか?
その言葉は本当にその相手に対して正しい使い方になっていますか?
「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ありません」の違いとは
先生に謝る。
仕事でミスをして上司に謝る。
取引先やお客さんに謝る。
直接の謝罪や電話・メールでの謝罪もあります。謝る機会は意外と多いですが、この謝り方ひとつでミスをチャンスに変えることができます。謝り方がまちがってないと、逆に好印象を与えることができます。
それではそれぞれの違いを見てみましょう。
「ごめんなさい」の正しい使い方と意味
「ごめんなさい」は、自分の罪を認めて相手に許しを求めるときに使う言葉です。
「ごめん」を漢字で書くと「御免」
謝る相手に対して認可や許可をしてくれることを敬っています。そして、「なさい」は「~してください」という意味です。
自分の非を謝り、容赦してくださいと頼んでいるのが「ごめんなさい」になります。
つまり、「ごめんなさい」は「要求」も含まれています。学校の先生や友達とか親しい間柄で使う言葉で、ビジネスシーンには不向きになるので気を付けましょう。
「すみません」の正しい使い方と意味
「すみません」は、「済まない」の丁寧語で、いくら謝罪しても謝罪しきれない意思を伝える言葉になります。
「謝るだけでは済まないことをした」という意味をもっており、「ごめんなさい」みたいに相手に求めていないぶん反省の度合いが強くでます。
ところが、「すみません」は謝罪をする意思表示は出来るものの、人に何かを尋ねる時も使う言葉で、自分の非を詫びる意味は含まれていない場合もあるため、「〇〇のことについてすみません」といった方が良さそうです。
上司に謝罪する言葉に適しています。お客さんに使うと軽い謝罪に思われてしまう場合もあるので気を付けましょう。
「申し訳ありません」の正しい使い方と意味
「申し訳ありません」は、弁解の余地がなく、自分が悪いことを素直に認める言葉になります。「申し訳」は言い訳のこと。
つまり、言い訳が「ありません」という意味を持ちます。心の底から謝っています。
謝罪の言葉の使い方まとめ
- ごめんなさい …引きづりたくない、謝罪をここで終わりにしたい
- すみません …この後も続けて謝罪したい
- 申し訳ありません …自分に全ての非があります。謝り切れません
まとめ
場面で使い分ける謝罪の言い方。
ビジネスシーンでは、「申し訳ありません」や「申し訳ございません」を使うようにしましょう。
ちゃんと謝罪している気持ちが伝わればピンチをチャンスに変えやすい言葉になります。「申し訳ございません」は謝る気持ちの最上級表現です。