衛生面に厳しく、清潔好きの日本人とその文化ですが、なぜかパン屋さんのパンは袋に入っておらず、裸の状態で置かれているお店が多いです。
「汚れが付きそう…」
ホコリなどがパンにつくので袋に入っていたほうがお客さんは安心すると思いますがいったいなぜ袋に入れずにそのまま販売をしているのでしょうか?
パンが袋に入っていない理由とは
パン屋のパンは出来たてのパンを食べることができますが、出来立ては熱を逃がさないといけません。
つまり、焼き立ての状態で袋に入れてしまうと蒸れてしまいます。水分が溜まるとパンの味も食感もかわります。しかも、水滴が袋についてお客さんは袋にどんなパンが入っているのか確認しにくくなります。
納得の理由ですね。
ところが袋に入ってるパンもあります。サンドイッチもケースに入っています。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
単純です。
熱が冷めたパンは袋に入れることもあります。
そのほうが衛生面でも見た目にもワンランク上のパンに見せることができます。そして、お店によっては、昼間のパン販売は回転が良いので、冷えても袋に入れる頃には売れますが、夕方移行の販売回転率が下がる頃になると袋に入れることもあります。
「スーパーのパンは袋に入っている!」
スーパーに売られているパンは、そもそも冷えている状態なので袋に入った状態で並べられています。
また、裸のまま置くことで包材とパンを一個一個、個別包装する手間が省けます。1個100円ほどのパンを一個一個包装すると手間と費用がかかってしまうのです。
コストが上がるとパンの値段が上がることに繋がりかねません。他のお客さんのツバやゴミ・そして埃がパンにつくのが嫌な人もいますが、難しいところです。
「焼きたてのホクホクパンを食べたいのなら我慢するべし!」
まとめ
焼きたてだから。
袋に入っているパンは、冷えた状態です。
ホクホクしたパンを袋に入れてしまうと蒸れてしまうのです。
カリカリのパンなのに蒸れてしまい食感が変わってしまいます。
そして袋が曇って中身が見えづらくなります。