残像を意図的に残す「ブラー機能」は、動画にとどまらず、静止画でも動きを出すことが出来る機能です。
ブラーの強さにより、低速から高速までの動きを見る側に伝えることが出来ます。ボールや剣などの物体だけではなく、キャラクター自体にも「速さ」を伝えることが可能です。
(~v2.79で解説しています。v2.80以降でも大まかなやり方は同じです)
Blenderでベクトル・ブラー機能の使い方
右プロパティ欄から、【レイヤー】にある【パス】項目の【ベクトル】にチェックを入れます。
【ノードエディター】画面に切り替えます。
【フィルター】から【ベクトルブラー】を選択。
画像のように繋げます。
先ほど「ベクトル」にチェックを入れたことにより【速度】項目が追加されます。ベクトルブラー項目の【ぼかし】は、シーンにより強さを変えることが可能で「2.00」が最大値となり残像が増えます。
物がただ落ちるアニメーションよりも、ブラー効果を入れることで早さを表現しながら落とした方が、スピード感を伝えることが出来ます。
静止画で物が落ちる場面を作ると、ブラーがない状態では静止をしているように見えてしまいます。ブラーを入れることで「落下中」ということを伝えることが可能です。