Blenderで草の作り方【パーティクル】

3DCG制作において、シーンの中に草が登場する場面は多くあります。

草は無造作に数えきれないほど生えているため、一本一本をモデリングをしていくことは途方も無い時間と労力が必要になります。

そこで、Blenderには草を生やすことが出来る機能があります。

それは「パーティクルのヘアー機能」。

この機能は、アニメーションの制作時に風の影響で草を揺らすことも可能です。

Blenderで草を生やすやり方

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #1

メッシュ】から【平面】を選択します。追加した平面を5倍ぐらいに拡大しましょう。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #2

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #3

編集モード】に切り替えます。

3DView内で【右クリック】を押し、【細分化】を選択します。細分化を繰り返して頂点を増やしましょう。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #4

プロパティー】から【マテリアル】アイコンを選択して「新規追加」します。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #5

そして「テクスチャ」を「新規追加」。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #6

プロパティーから【サブディビジョンサーフェス(細分割曲面)】を選択してください。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #7

パーティクル】を選択し、【】または【新規追加】を押します。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #8

タイプを【ヘアー】へ。

平面からトゲトゲした毛が生成されます。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #9

詳細設定】にチェックを入れます。

放射】項目にある【】を【10000】と入力。【放射】項目にいくつかボタンありますが「分布」を【ランダム】へ変更しましょう。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #10

速度】項目にある【エミッター形状】を【0.100】にします。(※ 使用シーンに合わせて長さを調節して下さい)

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #11

物理演算】項目の【フォース】にある【ブラウン】を【0.030】へ。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #12

レンダー】項目にある【ストランドレンダー】にチェックを入れます。

下にある【Bスプライン】にもチェックを入れます。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #13

】欄にある【シンプル】を選択します。

この設定により隙間なく草を簡単に増やすことが可能となります。シーンに合わせ設定をします。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #14

プロパティから【マテリアル】を選択して、【スペキュラー】を【0】へ。【ディフューズ】の色を【緑色】にします。

 

Blenderで草の作り方【パーティクル】 #15

レンダリングで出力。

おめでとうございます。草原が完成しました。

 

草の形は、パーティクル項目の「children(子)」でおこなうことができます。今回、草の色は緑で単色でしたが、テクスチャの設定により根本は黒く、葉先は緑黄色にすることも可能です。

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