「お盆の期間には絶対に海にいったらダメ!」
っと昔から言い伝えられています。
不思議だと思ったことはありませんか?
いったいなぜ海にいってはいけないのでしょうか?
確かにお盆の季節には水に関係した事故が多発していますが、先祖から何かのメッセージなのでしょうか?その理由とは?
お盆の期間に海にいくとダメな理由とは?幽霊が出る説
お盆になると海にいかないほうが良いと言い伝えられています。
なぜ、このような言い伝えがあるのでしょうか?
「幽霊が出るから!!」
お盆には黄泉の国から霊たちが里帰りすると考えられています。幽霊はどこを通るのかというと、海などの水場を経由して帰ってくるのです。
「お盆の海はこの世とあの世をつなぐ通り道になっている!」
その期間に海に入ると幽霊に捉まって海に引きづり込まれて…、あの世にいくと言われています。
今から20年ほど前に北海道の道南あたりに住んでいたお盆の時期。海水浴に来ていた人が海で溺死したことがあります。水泳が得意な人だったようです…。
なぜ海で溺れたのでしょうか?
遺体を引き上げるとその場は騒然となりました。
遺体の両足に手がしっかりと掴まれていたのです。
「それも腕だけで、腕から先はなかった…」
足についていた腕を調べてみると、昔に亡くなった人のものだと判明。
遺体の足に何故しっかりと掴まっていたのか、未だ謎だとされています。
お盆の期間に海にいくとダメな理由とは?クラゲ説
お盆に海に行くことが危ないと言われている理由に「クラゲ」があげられます。
お盆の間はクラゲが増えることでも良く知られていますが…、実はクラゲは1年中海に生息しています。
なぜお盆の日にだけ増えるのでしょうか?
それは、クラゲの成長期と重なるためです。
小さいクラゲがお盆やお盆明けの時期に大きく成長します。
大人のクラゲは毒針を持つことが多いため、お盆の間は海に入らないように「海は危険」として言い伝えられました。
日本近海には200~250種類ものクラゲが生息しており、気温が20度~30度になると活発に活動をはじめます。クラゲの毒により身体が麻痺して、溺死という最悪な事態になりかねません。
「クラゲに刺されたら危険!」
お盆の期間に海にいくとダメな理由とは?土用波説
お盆を過ぎたあたりから海の沖からうねりが強くなります。
「土用波と呼ばれる大きな波が発生!」
夏の土用の時期に起こる大波で、この波は非常に危険です。
水難事故を引き起こしています。
夏の土用は7月20日頃から立秋の8月7日頃にあたりますが、これは台風の発生時期と重なります。足が幽霊に引っ張られるような感覚で、海の中へ引きずり込まれていきます。
まとめ
お盆時期の海は危険がいっぱい。
海で遊ぶのはお盆期間以外にしましょう。
幽霊にクラゲに大波…
お盆やお盆過ぎに海に入らない理由は、海の危険から遠ざけるためのご先祖様からの助言なのです。