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バナナやイチゴの缶詰がない理由

桃の缶詰やみかんの缶詰はあります。

ところがバナナやイチゴの缶詰を見かけません。

なぜ、桃やみかんの缶詰はあるのに、バナナやイチゴの缶詰はないのでしょうか?

バナナやイチゴの缶詰がない理由とは

缶詰は世界中で約1200種類以上あります。そのうち日本では800種も作られています。これは全体の約67%にあたる量です。

日本は缶詰が大好きなのですが、イチゴとバナナの缶詰めは見かけません。見たことがないですよね?それには理由があります。

日本人は缶詰が好きの国民で、缶詰を作る量も多いです。ちなみに、日本で一番売れている缶詰はシーチキンのシリーズになります。

缶詰消費量が多いのにイチゴ缶詰を作らない謎

基本的にすべての食材は缶詰にすることができますが、バナナ、イチゴ、スイカ、メロンといったフルーツはあまり向きません。酸味の問題と、缶詰は本来、長期保存を目的にしているため、今の日本で一年中手に入る果物は需要がないのです。

つまり、缶詰にする必要がそもそもない!

缶詰は加熱殺菌で処理をしますが、イチゴは加熱することで赤い色素が溶け出しジャムのようになってしまうため缶詰には向きません。

バナナも加熱したらボソボソになりますし、バナナの場合は120度で4分ぐらい加熱殺菌をしなければいけません。焼き芋のような匂いになるため。

酸味が強いものは温度が低く短時間で加熱が済みますが、酸味の少ないものは高温で長時間の過熱が必要になるため、「匂い・味・見た目」が変わってしまうデメリットがあります。

また、缶詰は真空状態にします。

缶詰は保存料・防腐剤などの添加物は入っていません。空気、水、細菌も入らないように密閉して加熱処理をするので添加物を入れる必要がないのです。

まとめ

そもそもバナナの缶詰を作るメリットがない。

ちなみに、1年中安定して食品が入らない一部の外国ではイチゴの缶詰などが販売されています。


(出典:chinacannedfruit.com)

日本で栽培が出来ない食べ物は外国から輸入することで1年中食べることが出来ます。

日本で年間を通じて安定して食卓に並ぶ食べ物は製造するメリットがないため缶詰になりません。

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