「ドーナツ美味しい!」
おやつはやっぱりドーナツがベスト♪甘くてサクサクしててもっちりしてるドーナツに病みつきです。ミスタードーナツでついつい買いすぎてしまうんですよね。ポンデリングとかあれはヤバい。モチモチの最上級です。
ところでこのドーナツ、なんで真ん中に穴が開いてるのでしょうか?
気になりませんか?
ドーナツの真ん中に穴があいている理由
「ドーナツの絵を描いてください」と言われると、99,998%の人は穴のあいたドーナツを描くのではないでしょうか?
「だってそれがドーナッツだもの」
でも、よくよく考えてみると、穴のあいたドーナツもあれば空いていないドーナツもあります。なぜ人はドーナツを思い描くと、「穴付きドーナツ」に結びつくのでしょうか?
ドーナツに穴をあけたハンソン・グレゴリー
ドーナツに穴があいている理由は諸説ありますが、有力な説が「ハンソン・グレゴリーがドーナツに穴をあけた」というもの。
そもそもドーナツは、オランダで作られた「オリークック」が起源だとされています。小麦粉や砂糖、卵を混ぜてラードで揚げたお菓子です。
(出典:msp.c.yimg.jp)
見た目は沖縄のサーダアンダギーに似てますね。
このオリークックが1600年代にオランダからアメリカに伝わりました。オリークックの中央にはクルミが乗っており、オランダでは生地の「dough(ドー)」と木の実の「nuts(ナッツ)」を合わせて「dough-nuts(ドーナツ・ドーナッツ)」になりました。
ところがこのドーナツには穴があいていなかったのです。現代人が思い描くドーナツには穴があいていますが、この当時は丸いお菓子でした。
「では誰が穴をあけたのか?」
1941年にニューヨークで、「大ドーナツ討論会」が開かれました。その結果、ドーナツの作り方に革命を起こしたのは、ハンソン・グレゴリーだと決定したのです。
グレゴリーさんは、1831年にアメリカのメイン州で誕生しました。彼の職業は船乗りでした。船乗りは長時間海に出ることになるため、自由に食料を食べることができません。食料が尽きたのが海の上だと最悪の事態になってしまいます。
そんなある日、嵐にあっていたグレゴリーさんはお腹が空いていました。お腹が空いているものの、嵐の最中に舵を手放すことができません。オリークックのお菓子を食べたい…。でもこの場から離れることができない…。
「そうだ!閃いた!」
なんと、グレゴリーさんは、グルグル回す船のハンドルでもある舵の突起部分にオリークックを突き刺したのです。そのことがきっかけで、ドーナツの真ん中に穴が開いたと言われています。
グレゴリーのドーナツ生焼け説
しかし…
グレゴリーさん本人が否定。
グレゴリーさんが幼少期の頃に、オリークックのお菓子を食べていました。すると、その中が生焼けだったのです。外はサクサクで美味しそうに見えるのに、食べてみるとその中は「ぬちょぬちょ」してる…。テンションが下がりますよね。
「そうだ!閃いた!」
「オリークックに穴をあけたらいいんじゃね?」
彼は天才です。
中が焼けていないのなら、中そのものを無くしてやればいいのだ。オリークックの真ん中がないことで、火が通りやすく中までしっかりと焼くことができ、美味しく食べることができました。
そしてその形がうけて、世界に広まっていったのです。
まとめ
他にも、先住民の矢先がオリークックに偶然にも刺さり、真ん中に穴があいてしまった説や、オリークックの真ん中にはクルミがのっていましたが、クルミの入手が難しくなったため、穴をあけて誤魔化した説なのがあります。
ただ、大ドーナツ討論会では「ハンソン・グレゴリー」さんの説が最も信憑性が高いとされています。