料理には欠かせない卵。
目玉焼き。
オムレツ。
スクランブルエッグ。
などなど、卵を使った料理は数えきれないほどあります。この卵ですが、スーパーにいくと常温で置いています。冷蔵や冷凍の中で販売しておらず、トレーに乗せられたまま常温の状態で置かれているのです。
卵といえばすぐに腐るイメージがありませんか?常温で保存していて大丈夫なのでしょうか?
スーパーに売られてる卵はなぜ常温保存なの?
スーパーに売られている卵は常温で販売されています。その置かれている卵を一見すると、腐っているようには見えませんが…。
冷蔵庫に卵を冷やしながら販売していたほうが消費者も安心できると思うのですが、なぜスーパーで売られている卵は常温保存にしているのでしょうか?
実は、その理由は結露の発生を防ぐためです。
卵をじーとみてみましょう。卵を目に近づけてよ~く見てみてください。見ていると、卵はツルツルではないことに気が付くはずです。卵ってコロコロツルツルしているイメージがありますが違うんですね。
殻にはたくさんの小さな穴が空いています。
冷蔵の中に卵を保存しておくと、当然、卵は冷えている状態です。スーパーで買った後にそのまま自宅に持ち帰る場合、外が暑かったらどうでしょうか?
温度差により結露が発生してしまいます。すると、発生した結露の水分により、殻の穴から雑菌などが侵入する危険があります。
よって、卵は常温で保存されています。家では冷蔵庫にいれますがこれは長持ちさせるためです。冷蔵庫に入れていても、取り出すときにはすぐに調理するので結露の心配はいりません。
卵の常温はどのくらいもつの?
そこで気になるのが、常温のまま保存していたらどのくらい持つのか?ということ。
その期間は、サルモネラ菌の増殖速度により左右されます。つまり、卵の保存温度によって左右されるということ。
卵の研究をしているハンフリー博士の算出によると、家庭で冷蔵保存する7日間を加えた場合が次にあげられます。
- 夏期(7~9月)
産卵後16日以内 - 春期(4~6月)
産卵後25日以内 - 秋期(10~11月)
産卵後25日以内 - 冬季(12~3月)
産卵後57日以内
あくまでも目安ですが、冬は結構長く持ちますね。でも、可能な限り早く食べるようにしましょう。食材は新鮮のうちが美味しいです。
まとめ
たくさんの料理に使うことができる卵の食材。とても便利ですが、たまごは鶏から出てきたものです。卵も呼吸をしているので、結露や雑菌に気を付けて早めに食べましょう。