日本を代表する山の富士山は毎年多くの登山客で賑わっています。
登山をするときには山の高さによって服装をかえることが多いと思いますが、本格的な山である富士山に登る場合はどのような服装が好ましいのでしょうか?
富士山を登るときの服装
富士山の眺めは最高です。
「っが、しっかりとした服装で挑まなければいけない!」
では、どのような格好でいくと良いのでしょうか?山の上は寒いので準備万端に越したことはありません。
五合目は涼しいと感じていたものの、歩いてみると暑くて汗が止まらない!そして休憩したり頂上にたどり着いて一休みすると寒い!
「なんてことはよくあること!」
雨なんて降ってきたら大変!手は凍えるほど冷たくなります。
山の気候を舐めていると大変なことになるため、服装選びはとても重要なことです。
服装選びのポイント
- 汗を吸収しやすく、ヒヤッっとして体温を下げないもの
- 体温調節のために脱ぎ着がこまめにできるもの
- 突然の雨にも対応できるレインコートやレインウェア
長袖長ズボンの少し肌寒い程度を意識して、スタートは薄着で登り始めます。休憩中は、上着を出してはおります。頂上に向かうほど風が強くなるため飛ばされないように気を付けましょう。
頂上ではダウンジャケットなどの防寒が大切!
無事に登り終わった安堵と身体の温かさで上着を出すことを忘れてしまいがちですが、身体は時間と共に冷やされていきます。冷えた後に上着を着ることがないように頂上についたら防寒をしっかり行いましょう。
靴
トレッキングシューズと呼ばれる軽登山用の靴がベストですが、ない場合は柔らかすぎないスニーカーがおすすめです。
富士山は溶岩や砂利の上を常に歩くため、靴底が薄いと非常に疲れてしまい足裏も痛くなります。足首まであるハイカットの靴があれば、下山時に足首が固定されるのでさらに安心できます。また、雨が降った場合の岩などは滑りやすくなります。
靴裏はグリップがしっかりと効いたものを選びましょう。つるつるタイプは滑って大変危険です。
靴下
スポーツ用の厚い靴下を選びます。下りの時には足先の負荷がかかるため、靴下を二重にすると安心です。
ズボン
綿は乾きにくいので避けます。ジーンズは頑丈ですが、生地がかたいものが多いため注意が必要です。ジャージ系が良いですが、足を上げたときに曲げづらくない事が大切です。
裾が地面についていないか確認しましょう。ズボンの裾を輪ゴムなどで固定したり、靴下の中に入れるという手もあります。
ファッションに拘りたいと考えている人は、半ズボンやスカートの場合、冷え、紫外線、怪我防止のために生足が出ないよう下にタイツを履くと良いでしょう。
上着
綿は乾きにくいので避けましょう。薄手のフリースやウインドブレーカー、ジャージなどが好ましく、歩いていても暑くなりにくい風通しの良いものを選びます。登山用のものは「吸汗」・「速乾」・「保温」を主に考えて作ってあります。
防寒着
セーターやダウンジャケットやジャンバーを持っていきましょう。
レインコート・レインウェア
カッパは、はおるものと上下にわかれたものがありますが、はおるタイプは風でなびいてしまう恐れがあります。
上下にわかれたものを選ぶと良いでしょう。ただ蒸れるという弱点があります。ちなみに100円程度で購入できるカッパもありますが、破れるので選択外にします。
手袋
防寒対策にも使用できますが、怪我防止に大活躍します。雨が降ることも多い山のため軍手は濡れると手が凍るように冷たくなるので、スキーやスノーボード用の手袋がおすすめです。
サングラス
山を登ると紫外線が強くなります。また、日差しも強くなるためサングラスがあると安心です。
参考:メンズ&女子(レディース)の登山用服装
(出典webshop.montbell.jp/)
まとめ
相手は自然 万全の体制で登山に挑む。
登山はただ登るだけじゃなく、自分の体調管理を見極めることも重要です。
山と自分の意気が投合したときにはじめて富士山から見える絶景を堪能することができます。
山の頂上だけではなく、休憩中も身体が冷えます。
防寒着はしっかり持っていきましょう。
登山の最初は涼しい格好で、徐々に厚着に変えていきます。