日本人の食文化と聞かれたら、どの食材が頭に浮かべますか?
「寿司・天ぷら・納豆」など多くの食材がありますが、「梅干し」も忘れてはいけません。
梅干しにはダイエット効果があることを知っていますか?
痩せる効果があります。
その梅干しの痩せる効果をさらに高める方法がある。
それが「ホット梅干し」です。
いったいどのような効果になるのでしょうか?
ダイエットに効果的な作り方も見てみましょう。
ホット梅干しは痩せない?栄養素「クエン酸」の痩せる効果とは
梅干しを「ホット梅干し」にすることで、痩せる効果を高めることができます。
「ホット梅干し」と聞くと勘違いをした人がいるかもしれません。
「わしゃ~な、梅干しを見るとホッとして安心するんじゃよ」
そういうことではありません。ホット梅干しは、梅干しを見て安心する意味ではなく、梅干しを温かくするという意味の「ホット」。
梅干しには「クエン酸」と呼ばれる成分が含まれているのですが、クエン酸は血液をサラサラにする効果を持ちます。
血液の流れは非常に重要です。
血液の流れが悪いと、血管内部で詰まりやすくなります。そうなると血栓ができてしまい破裂。動脈硬化により脳梗塞・心筋梗塞などの致命的な病気を引き起こす恐れがあります。
健康以外に、血液の流れはダイエットの成功をも左右します。
血液の流れが悪いと老廃物が身体の中に溜まりやすくなるためです。
つまり、痩せにくい体質になるということ。
血液の流れが良くなることで代謝がアップ。
熱を効率良く発生させることができるため、脂肪を燃やしやすい体質にすることができます。
脂肪を燃焼させるには筋肉が重要な鍵を握ります。
脂肪燃焼を効果的にする筋肉は「しなやかで柔らかいもの」が重要。筋肉が固くなると血行が悪くなります。そのため、脂肪が燃焼しづらいので柔軟性のある筋肉が必要です。
それだけではありません。
便秘はダイエットの天敵になるのですが、筋肉の動きは腸の蠕動運動も良くします。便秘改善・解消に繋げることが可能です。
クエン酸の働きにより腸が刺激されることで活発に活動する。便秘改善を狙いたい場合には「1日1個の梅干し」を食べると効果的。
梅干しのポリフェノールで美肌になる
梅干しにはポリフェノールが含まれています。
セルライトは、「太もも」・「二の腕」にできるデコボコしたもの。
スベスベ・ツルツルした美肌を求める人にとっては美容の天敵です。
皮下脂肪が脂肪・水分・老廃物を溜め込んでしまい、コラーゲン線維と絡み合うことで肥大化をしてしまいます。
そこで梅干しに含まれるポリフェノールの出番。
ポリフェノールには脂肪の吸収を防ぐ作用があるため、セルライトの蓄積を予防する効果に期待ができます。
梅干しのバリニンで肥満を防止する
毎日、梅干しを3個食べる人は食べない人に比べるとBMIが低いことが、和歌山の疫学調査の研究により判明しています。
梅の中には「バニリン」と呼ばれる成分が含まれているのですが、この成分には肥満を予防する効果があります。
バニリンは貴重です。
梅干しだけに含まれる成分になるためです。
梅干しで口を酸っぱくすることではじめて得られる恩恵がそこにはあります。
他の食材から摂取をすることができません。
梅干しに含まれるバニリンは小腸で吸収されるのですが、脂肪細胞を刺激します。刺激により脂肪が燃焼されることで細胞が小さくなります。
内臓脂肪がどんどん減っていくのです。
梅干しを食べる個数は1日何個まで?
注意点があります。
基本的に梅干しは塩分濃度が高い食べ物。1日の塩分摂取量は4gとも6gとも言われています。非常に少ない量だけで良いです。
そのため、梅干しを食べ過ぎると健康を害する恐れがあります。
「美形になりたい!」
「かわいくなりたい!」
「かっこよくなりたい!」
「別に~わたしはもともとかわいんだけど~友達に言われたから~仕方なくしてるっていうか~藤原紀香っていうか~」
ダイエットはきれいになるために始めたはず。病気になるためにはじめるものではありません。病気になっては本末転倒。
1日に食べる梅干しの適量は多くても3個まで。食べ過ぎないようにしましょう。
ホット梅干しで痩せるダイエット効果を高める方法「正しいやり方」
梅干しにはダイエット効果があることがわかりました。
その痩せる効果をさらに高めるには、梅干しを加熱します。
やり方も簡単です。
梅干しをレンジで1分間チン
終わり。
なんという手間いらず。
食べる前に少し加熱しホット梅干しにすることで、梅干しに含まれるバニリンの量が20%にアップします。バリニンの増幅により、脂肪細胞を効果的に刺激して痩せることが可能です。
梅干しを温めるとバニリンの量が増える
常温の梅干しの中には脂肪燃焼効果のあるバニリンの他にも、バニリンと性質の似た「バニリングコシド」と呼ばれる成分が含まれています。
しかし、バニリングコシドには脂肪燃焼効果はありません。
残念なお知らせす。
今にも閉店間際に流れる「蛍の光」が聞こえてきそう…
しかし、諦めるのはまだ早い。
バニリングコシドは驚きの能力を持ちます。梅干しに含まれるバニリングルコシドを加熱すると、分裂が起こります。
バニリングコシドは「バニリン」に変化した。
ようするに、バニリングコシドが加熱されたことでバリニンに変化した結果、+20%分のバリニンが増えたということ。通常の梅干しよりも20%高くダイエット効果を得ることができるということ!
ムメフラール効果
梅に含まれる「ムメフラール」と呼ばれる成分があるのですが、梅干しを温めることで生まれる成分になります。
ムメフラールはクエン酸と糖の一部から作られています。
つまり、血流を改善する効果に期待ができるのです。
冷たい梅干しでは目を覚ましてくれない。温めることではじめて目を覚ます成分。血流が良くなることで、代謝のアップに期待ができます。また「むくみ」・「冷え性」の改善にも効果があります。
ホット梅干しの簡単な作り方レシピ
- 食事制限なし
- 電子レンジ500Wで1分加熱
※ホット梅干しを1日3個食べる
焼き梅干しの作り方「レベルアップバージョン」
- アルミホイルを軽く丸めてくしゃくしゃにする
- 「1」のアルミホイルに梅を包む
- オーブントースターで2~30分加熱する
- 保存容器に移して冷暗所で保存
まとめ
梅干しを温めると痩せる成分が増える。
梅干しを温めることで通常の梅干しよりも多くのダイエット効果をえることができます。
毎日食べている梅干しをレンジでチンするだけで良いです。
実に簡単。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。