名古屋の運転は日本の中でも「トップクラスで悪い」としてよく耳にします。
「名古屋走り…、よろしくない異名…」
その名古屋ですが、なんとバスの運転手までも手放し運転をしていると言います。
お客様の命を預かっているバスの運転手です。
手放し運転をすると重大事故に繋がる危険があります。
しかし、誰も怒る人がいません。
「いったいなぜ?」
名古屋のバス運転手が手放し運転しても怒られなし誰も文句を言わない。
それには秘密があります。
ガイドウェイバスで手放し運転!?
バスの運転手が手放ししても違反にならない理由、それは名古屋に「ガイドウェイバス」というバスがあるため。
このガイドウェイバスは、その運行区間の一部で運転手が「手放し運転」をする区間が設けられています。
名古屋の大曽根にガイドウェイバスの始発駅がありますが、この区間はモノレールのような曲線高架になっています。
最新の自動運転技術をずっと昔から取り入れているような感覚です。
このガイドウェイバスは、法的に路面電車と同じ軌道になります。
ガイドウェイバスは、ガイドレールに沿って運行している間は「軌道法」で規制される軌道事業となるため、逆にハンドルを持つと法律違反になってしまうのです。
ちなみに、この区間を運転するバスの運転手さんは法律が異なるため、路線バスの「大型二種運転免許」と軌道の「動力車操縦者運転免許(無軌条電車運転免許)」の両方を所有しています。
まとめ
逆にハンドルを持つと違反になるガイドウェイバス。
バスの前後左右に4つの「案内輪」と呼ばれる補助輪(ホイールのようなもの)が付いていて、普通の道路を走るときは前の2つを収納して走ります。
逆に軌道の走行では、この四輪を高架上に設置されている「案内軌条」と呼ばれるレール内側に沿わせて走ります。
運転手は走行中、アクセルとブレーキのペダルを足で操作するだけでOKです。