何気なく歩いていたら足元で激痛を感じたことがありませんか?
その激痛元を見てみると小指!
「いたたたたたた!」
タンスに足の小指をぶつけた経験はありませんか?
あまりの激痛にしばらく動けず「ジーン」という痛みと戦う虚しい時間…。
思わず叫ぶその痛み…
「ぎゃぁぁああ!!」
タンスに小指をぶつける人は少なくありません。
実は、その痛みは末端神経の影響によるものだと言われています。
タンスに小指をぶつける意外な理由とは
臍(ヘソ)を中心として四方八方に血管や神経が伸びていますが、末端部になるにしたがって細くなっています。これにより手足の指などは他の部分に比べ鋭敏に感じてしまうのです。
これは逆に言うと、移動するためには手足が重要で、その手足にいち早く危険信号を伝えるためとも言えます。
っとは言え、その痛みは「NO Thank you!!」ですよね。
なぜ小指をぶつけるのでしょうか?
タンスに足の小指をぶつける理由としてあげられるのは、油断をしていたり、おっちょこちょいな性格などがあげられますが、真実は別にあります。
それは身体感覚と固有感覚。
身体感覚
自分の身体感覚を確かめる簡単な方法があります。
試しに片目をつぶり、30cm以上離れた目の前にある物を掴んでみてください。
どうですか?
ちゃんと取れましたか?
少しズレませんか?
「ズレた!」
これは普段から両目で生活をしているためです。
左右の目でその物体との距離を無意識に判断して違和感なく掴むことが出来るのです。
特に目に頼っているネコ科の動物は両目で獲物との距離を判断しているため、片目が見えなくなると生命の危機にもなりえます。
このように身体感覚は日常生活でも多く使用しています。
車の車庫入れが苦手な人は身体感覚が弱いのかも知れません。
固有感覚
固有感覚は、筋力の伸ばしたり縮めたり、関節などの曲げたり伸ばしたりする動きと関係があります。
腹筋や背筋の運動または、自分の体や手足をどのようにうまく動かしていくのかにも関係する感覚です。
敏感な足の指を脳が意識できていない
足の小指は身体から最も離れた場所にあり、さらに目からも離れている場所。
しかも小指は外側にある部分です。
「感の良い人はもう答えがわかったはず!」
タンスの角に小指をぶつけるのは、足の小指が歩いているスペースから考えている以上に外に出ているから。
しっかり真っ直ぐに大丈夫だと思いながら歩いていても、小指だけがその範囲から外れているのです。
「まるで感覚麻痺のよう…」
改善する方法
タンスに足の小指をよくぶつける人は、歩き方を矯正する必要があります。
最初は足の小指を内側に向けるイメージで意識しながら歩くようにすることが重要です。後は自然と身体が覚えて安全に歩行ができるようになります。
また、脳に小指があることを意識させるために「意識しながら歩く」ことも重要ですが、加えて入浴時などで小指をマッサージすると効果的!
まとめ
脳の認識不足。
タンスに足をぶつける原因は「脳の誤差」にあります。
足の小指をタンスにぶつけて骨折してしまう人も多くいるので気をつけましょう。
そうなると、お年寄りも感覚の麻痺なのでしょうか?
よくぶつける人はお年寄りにも多くいます。自分でも気づかないうちに老化現象で身体感覚や固有感覚が衰えている可能性があるためです。脳が足の小指の位置を正しく認識していないため、ぶつけてしまいます。
脳が小指がないと判断しているということ。
恐ろしい話です。
骨盤を矯正して正しい位置に戻すことで正しい歩行にも繋がります。
インソールを使用してみるのも良いでしょう。