大きなトマトのことを「トマト」と言うけど、小さいトマトはなんて呼びますか?
「プチトマト?ミニトマト?」
小さなトマトのことを「ミニトマト」といったり、「プチトマト」といったりしますが、これには「説」があります。
本当のところはどうなんでしょうか?
プチトマトとミニトマトの違いの差とは
トマトは栄養価の高い食べ物です。
一見すると大きいトマト(大玉トマト)の方が栄養価が高いように見えますが、プチトマトのような小さなトマトの方が栄養価が高いことが多いです。
例えば、大きなトマトに比べてペクチンは1.5倍、カリウムは1.4倍ほどもプチトマトの方が多く含まれています。
そんな小さいトマトですが、プチトマトとミニトマトの呼び方に違いはあるのでしょうか?
小さいトマトの総称
プチトマトやミニトマトは、小さいサイズのトマトの総称です。
プチトマトはミニトマトの中の1つの品種になります。
ミニトマトの「ミニ」は英語になり、プチトマトの「プチ」はフランス語で付けられた呼び方になります。
- ミニトマト = 英語の「mini」
- プチトマト = フランス語の「petit」
ミニトマトを企業がプチトマトに変えた
上記とは微妙にニュアンスが異なる説になります。
プチトマトは本来、タキイ種苗(株)が輸入販売していた一代交配種の商品名になります。プチトマトという品種を売っていました。
プチトマトという可愛らしい愛称から瞬く間に世間に浸透していきます。最近ではプチトマトよりもミニトマトと呼ばれることが多くなりましたが、現在ではプチトマトが輸入販売されていないためです。
しかし、その時の名残もあり、ミニトマトのことをプチトマトと呼ぶ人が増えて今にいたります。
- ミニトマト = 品種・果実の一種
- プチトマト = 企業が作った商品名
つまり、小さいトマトはすべてミニトマト。
本来なら小さなトマトのことをミニトマトと呼ぶのが正しいですが、昔流行ったプチトマトの商品名が世間に浸透しました。その結果、小さなトマトはプチトマトという先入観が生まれてたくさんの人が呼ぶようになったのです。
まとめ
プチトマトとミニトマトは経緯が違うけど同じ。
ちなみに、トマトの重さが5g~30g程度のトマトのことをミニトマトやプチトマトと呼びます。
中身は同じなので、好きな方で呼んでも問題ありません。