男性よりも女性によく使われている「リンス」と「コンディショナー」、このようにシャンプー以外にもいくつかの種類がありますが、違いはあるのでしょうか?
リンスとコンディショナーの違い
基本的にシャンプーを使用した後に使われるリンスとコンディショナーは、それぞれの特徴が異なります。
シャンプー後に、リンスかコンディショナーをつけて仕上げると思うのですが、どちらを使うと髪にいいの?
リンスは髪の表面を保護
外部の刺激から髪を守るために「キューティクル」というものがあります。キューティクルが破損すると、髪が痛みやすくなり、抜け毛や薄毛などの原因にもつながります。
リンスは、キューティクルを外部の刺激から傷つけないように保護することができるのが特徴です。
また、リンスをすることで髪に油分を補い、それと同時に髪の水分が蒸発するのを抑えることも可能。よって、リンスは髪のきしみを防ぎ、手触りを良くしてくれます。
コンディショナーはリンスよりも効果が強い
昔のシャンプーは石けん系のモノが主流でした。このため髪の毛はキシミやパサつき、静電気が起こりやすい状態にあったため髪が痛み放題!
そこで、それを抑えるためにリンスが使われ始めます。
でも、最近ではシャンプー自体にキシミやパサつきを抑える成分が含まれるようになったので、リンス自体を使用する人は以前に比べて少なくなりました。
そこに登場したのが「コンディショナー」。
コンディショナーは、リンスと役割はほぼ同じ。でも、より髪の毛の表面を整える力や保湿効果を高めたものになります。
リンスのように髪の表面を保護しつつも、それにプラスして洗い上がりの髪にしなやかさやコシを加える効果などをが配合されたワンランク上の美容液がコンディショナーです。
コンディショナーはリンスのワンランク上!トリートメントの意味は?
リンスとの大きな違いは、名前の通り、髪のコンディションを整えてくれること。コンディショナーはしなやかさやコシ、指通りといったリンスにはないワンランク上の効果をもたらしてくれます。
トリートメントは修復
「トリートメントは?」
髪を保護するものとして「トリートメント」も存在します。
トリートメントは、髪表面の状態を整え、髪に栄養や油分を補い、ダメージをケアしながら本来の健康な髪に修復するためのもの。
表面が傷んで内部のタンパク質が溶け出し、スカスカの状態になった髪に元気を与える成分をしみ込ませることにより、内側から髪を回復させるのがトリートメントの役割です。
髪の内部までタンパク質成分を浸透させることが必要なので、10分程度時間を置くことになります。
- リンス
髪がしっとり潤い、髪を柔らかな手触りに仕上げる成分が含まれている。 - コンディショナー
植物油を使用しているものが多く、髪の乾燥を防ぐ為に保湿性が高い傾向にあり、髪がしっとり潤う働きがある成分が配合。 - トリートメント
傷んだ髪やダメージを受けた髪を修復し、髪に栄養を与える成分が配合。
まとめ
リンスやコンディショナーをする時の注意点もある。
注意することがあります。
シャンプーは頭皮の脂分や汚れをとるために髪と毛穴の両方を洗うようにするものなのですが、毛穴からは毎日必要なだけ脂分が出ています。
これに加えてリンスやトリートメントの油分が付着したら、頭皮と脂分のバランスは崩れてしまい、過剰に脂が出たり、頭皮の臭いにつながる恐れがあるのです。
リンス・コンディショナー・トリートメントは根元にはなるべくつけずに、中間~毛先を中心につけるようにしましょう。
髪に受けたダメージはトリートメントを使い、外見を美しくするにはリンスやコンディショナーを使うといいです。