トナカイを連れて夜空を駆け巡るサンタクロース。
子どもたちはサンタクロースが自分の家に来るのを…、
「まだか?まだか?」
っと待っています。
12月25日の深夜にサンタクロースはやってくる。
「来る日は知っている! 絶対に見る! 絶対にサンタクロースを見る… ぜった… Zzzzzz…」
気がつくと枕の上にはプレゼントが置いてあります。
今年もサンタクロースを見ることができなかった。
でも心はなんだかあったかい。
そして小学高学年だろうか?中学生だろうか?聞きたくもない事実をこの時期になると友達など周囲から聞かされるのです。
ところでサンタクロースをイメージしながら絵を描いた場合にはどのような仕上がりになりますか?
サンタの服を何色を塗りましたか?
多くの人がイメージするサンタクロースは赤色の服を身にまとっています。
では、なぜサンタクロースは赤色の服を着ているのでしょうか?お決まりのコスチュームを身にまとうサンタさん。誰しも思い浮かべる姿は赤い服ではないでしょうか?
サンタクロースの配色には知られざる秘密があるのをご存知ですか?
赤が定番色ですが、実は紫色をしたサンタや白色・青色などを身にまとったサンタもいたのです。
サンタの秘密を紐解いてみましょう。
サンタクロースの秘密
サンタさんは最高です♪
良い子にはプレゼントをちゃんとくれます。良い子にしてないとプレゼントはもらうことができません。
サンタクロースの大事な思い、それは「子供のいるところだったらどこにでもいく、世界中どこへでも飛んでいく」こと。
サンタクロースの服は赤色が一般的なトレンドカラーです。サンタクロースの配色には知られざる秘密があるのを知っていますか?
それはある晩のこと。
一人の少年がボロボロの服を着てさまよっていた。
どこから来たのだろう?
すれ違う人々は心配そうに見ていたのだが誰も彼を助けることはなかった。
そんなとき、空から1枚の赤い服が降ってきた。
身も凍えるほど寒かった少年は迷うことなくその服を着ました。
すると不思議な現象が起きました。
少年だった彼の姿はおじいさんのようになり、あごには白いひげが生えてきたのです。そして今にも倒れそうだった身体も大きく膨れていきました。
そして彼はふと思いました。
「これは天からの贈り物だ。僕みたいに困っている子どもたちに贈り物を届けないといけない」
こうしてサンタクロースの物語が始まりました。
っという作り話を考えてみたのですが、実際はこんなお涙頂戴な話ではありません。
サンタの服は赤が定番色ですが、実は「紫色の服をしたサンタ」や「白色の服をしたサンタ」、「青色の服をしたサンタ」など、実にバリエーション豊富なカラーサンタがいました。
繰り返します。
サンタには大切な思いがあります。
「子供のいるところだったらどこにでもいく、世界中どこへでも飛んでいく」こと。
コカ・コーラの存在がサンタクロースに赤い服を着させた
コカ・コーラ社が1943年に製作した広告用看板があります。この看板には、サンタの絵と一緒に書かれていたキャッチコピーがあります。
” Wherever I go ”
上記の意味は、「世界中どこにでも行く」というキャッチコピーです。この広告はサンタクロースと同じように、コカ・コーラも世界中どこにでも売りに行けると言うことを意味しています。
コカ・コーラは美味しくて誰もが一度は口にしたことがあると思いますが、当時はカフェインが大量に入っていたり、コカインが入っているなど根拠のない噂が根強く流れていたため、子供や女性の浸透が進まなかった歴史を持ちます。
日本でも一昔前まで「コーラを飲んだら骨が溶ける!」と言われていたほどです。
本当に骨は溶けるの?
そうなると…、
「本当にコーラを飲んで骨が溶けてしまうのか?」
っということが気になりませんか?
骨を溶かすのは酸。
コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。歯・骨の成分であるカルシウム・マグネシウムは酸に溶ける性質を持っています。
つまりコーラなどの清涼飲料や果汁などの酸を含むものが歯や骨につくことで溶けることになる。
「いやぁあああ!」
いえ、現実はそう単純ではありません。
本当だけど嘘でもある。
コーラはあくまでも飲み物です。口から入ったものは胃に入ります。胃に入ったものは腸に流れその後に排出される。
つまり、コーラが骨に直接触れることはないため溶けることはありません。
「なんだ安心♪…、歯が…」
そう、口に入れた瞬間にそこにあるのは「歯」という骨。
歯は溶けるといえば溶けます。しかし、それは長時間にわたり歯をコーラにつけていた場合に限ります。通常ではそのようなことにはならないため、コーラで骨が溶けることはないと思って良いでしょう。心配なら水でうがいをすると安心です。
本題から逸れてしまいましたが、コカ・コーラはこの噂に困っていました。
「なんとかイメージを変えないといけない」
そう思ったコカ・コーラは、この悪いイメージを払拭するために動きました。その行動こそが子供市場を開拓していくため起用されたキャラクター「サンタクロース」だったのです。
サンタクロースは子どもと深いつながりがあります。
「子どもが飲めるものなら当然大人が飲んでも大丈夫」という戦略から始まります。
クリスマスにコーラとサンタクロースを印象付け、子どもがコーラを飲むことで大人も飲みだすことを狙いました。
サンタの服の色は聖ニコウラスが由来だった!
気になる服の色ですが、コカ・コーラの戦略によりサンタクロースが世界中に広まることになります。
そのサンタクロースの元になった人物は、「聖ニコウラス」という人。ミュラと呼ばれたギリシア人の町(現在、トルコのデムレ)の司教を勤め、271年頃から、342年12月6日まで生きていたと伝えられています。
「サンタクロースは本当に実在していた!」
聖マリアを「サンタ・マリア」と言うように、聖ニコラウスを「サンタ・ニコラウス」や「サンタ・クロース」と呼んでいました。
当然、実在する人物のため服の色は赤だけではなく、緑や紫、白や青もあります。
「カトリックでは祭服の色と言えば赤い色」だったため、画家も赤い服の司教を描き、これが固定化していきました。
そして、サンタさんにまつわる絵本や詩などが多数存在していますが、画家などがその表紙を描く際には赤っぽい服を着ていることが多くなりました。
その姿を一躍有名にしたのがあのコカコーラ社。
「サンタの服とコーラの赤・白の色彩がマッチング!これはイケる!」
コカコーラ社の狙い通りに広告戦略がハマり、 コーラがイメージアップされ世界中で有名になったのです。
赤い服と帽子、白い髭という誰しも知るサンタクロースの姿が世界中で定着していきました。
まとめ
サンタの服は祝い事の色でコカコーラの戦略が的中。
ちなみに、日本でサンタクロースが急速に広まったのは、アメリカのホームドラマ「奥さまは魔女」を日本で流したことが原因だとの一説もあります。
当時の日本は西洋文化に憧れていた時期なので拍車をかけたのでしょう。
今ではクリスマスの日にはサンタクロースとコーラが切っては切り離せない間柄になっています。コーラを有名にしたのはサンタ。サンタを有名にしたのはコーラ。
サンタクロースの冷蔵庫の中にはコーラのストックでいっぱいのはず!サンタはもともと赤い服でしたが、コカコーラ社が世界中に広めました。
また、ヨーロッパの常緑樹は願い事などに使われる特別な木で、1年中葉を付けている常緑樹は、ツリーやヒイラギとしてクリスマスに使われています。
常緑樹は「神の永遠の愛」や「春の訪れ」の意味があり、モミの木の小さな葉は十字架に見えることからツリーに使わるようになりました。
ツリーのはじまりはヨーロッパなんですね。
クリスマスはローストビーフやローストチキンを片目にコカ・コーラを飲んでみたくなる日かも?サンタさんの服は赤色以外にもいろんな色がありますが、やっぱり赤が一番似合います♪