かの有名な「タクシー怪談」、この発祥の地とされる場所があります。
そこは京都府にある池。
「タクシーの後部座席にいたはずの女性が姿を消していた…」
そして、その女性が座っていた座席のシートはびっしょりと濡れていた。
これは有名なタクシー怪談話です。
タクシー怪談が生まれた深泥池と場所
この都市伝説が生まれた発祥の地があります。京都にある池の場所を見ていきましょう。
恐怖のタクシー怪談が生まれた発祥の地は、「深泥池(みどろがいけ)」と呼ばれる場所です。京都市北部の北山地域の一角にあり、周囲約1.5km、面積約9haの広さがあります。
深泥池はなんと氷河期からある池で、その歴史は14万年に及びます。深泥池は日本最古の天然池です。
この池は、植物の遺骸が積み重なって泥炭化しています。この泥炭化が水面に浮いている「浮島」があることでも知られている場所で、驚くことに氷河期からの生き残りとされる生物も住んでいます。
この都市伝説には複数の言い伝えがあります。
タクシー都市伝説1
あの日は雨がものすごく降っていました。深泥池の近くにいたタクシー運転手が女性客をひろいました。
その女性は白いワンピースを着た長い髪をしていました。よく見ると、激しい雨に濡れたのかその姿はびしょびしょです。
タクシー運転手が女性に話しかけました。「どこまで?」。その女性はこう答えました。「火葬場」。タクシー運転手は車を走らせ火葬場に向かいます。
ふと、タクシー運転手は後ろが気になり、バックミラー越しに覗いてみると、後部座席にいるはずの女性の姿がありません。
消えていたのです。
そして、女性が座っていたシートはびっしょりと濡れていました。
「ぎゃぁああ!!」
タクシー都市伝説2
深夜にタクシーを走らせていたタクシー運転手。
ある道で女性客をひろいました。タクシー運転手が「行先はどこまでいくの?」と聞くと、女性は「深泥池まで」と静かに答えます。
タクシーは無事に深泥池へ到着しました。
しかし、タクシー運転手がバックミラー越しに後部座席を見ると、その女性は姿を消していたのです。女性が座っていたシートはびっしょりと濡れていました。
驚いたタクシー運転手は警察に通報して、大掛かりな捜索がされるも、結局何も見つかることはありませんでした。
タクシー運転手は後日あることを知ることになります。「女をタクシーに乗せた雨の夜、京大病院で女性が一人亡くなっていた。その女性は深泥池周辺に住んでいた」と。
「いやぁあああ!!」
幽霊スポット「深泥池」
実は、深泥池では心霊現象が相次いでおり、心霊スポットとしても知られています。タクシー運転手の都市伝説が有名ですが、この他にも多くの怪談話が存在します。
- 池の周りに首をくくった女性の霊がでる
- 夜に深泥池にいくと足を掴まれ池に引きずり込まれる
- 精神患者の入水自殺が相次いでいた
- 池に一度でも落ちると身体が重くなり動けなくなる
- 池の岬を人魂が飛んでるのを見た
「底には溺死体が数多く沈んでいるとも…」
深泥池の池の底は何層にもなっている底なし沼の状態です。
この沼には多くの死体が沈んでいるという説が残っているのです。
幽霊の正体は鬼か?
深泥池では多くの幽霊・心霊現象があると言い伝えられています。実は、深泥池は平安時代から鬼がいると言われているのです。
当時の人たちは、深泥池にあの世とこの世の境界があり、魔の入口があるとしてこの場所を恐れていました。
つまり、深泥池は鬼があの世よこの世を行き来する出入口に使っていたと信じられています。そして、平室町時代には深泥池に大蛇がいるとして恐れられていました。
現代では幽霊伝説になり言い伝えられています。
深泥池の都市伝説の真相とは
深泥池は泥が何重にも重なる危険な場所です。一度落ちると抜け出せずに死んでしまう危険があります。
平安時代の村人たちはこの場所が危険だと判断し、むやみに近づかないように「鬼が出る」と言い出したのではないでしょうか?
平安時代も同様で、「大蛇に飲み込まれたくなければ、危険な深泥池には近づくな」と言いたかったのではないでしょうか。
鬼や大蛇は昔の人なら大人も子どもも怖がる対象生物です。時代が進むと「鬼」が空想上の生き物だと気づき始めます。
そこで、現在の幽霊伝説はどちらかというと大人よりも子ども達。沼状態になって危険な深泥池に近づけさせないように大人達が広めた話ではないでしょうか?
っとはいえ、深泥池は時代が変わっても恐怖の対象である池にはかわりがないようです。煙がないところには噂がたたない。ひょっとしたら本当に心霊現象が…。
住所:京都府京都市北区上賀茂深泥池町67-1
まとめ
深泥池は恐怖の心霊スポット。
京都市内のタクシーは、深泥池行きのお客さんを断っても乗車拒否にはならないという都市伝説まであります。