疲れたら甘い食べ物が欲しくなりますよね?
チョコレートと炭酸ジュースの組み合わせが最高で、疲れがどこかへ飛んでいく感じです。
ところが実はそれ、「気持ち」だけなのです。
実際は甘いものを疲れたときに取るのは逆効果だと言われています。
まさかの落とし穴ですが、いったいどういうことなのでしょうか?
疲れた時に甘いものが食べたくなる!は逆効果の理由
疲れたときに甘いものが欲しくなりますが、実は、甘いものを疲れたときに摂ると逆効果になります。
結論から言うと、疲れたときに甘いものを摂取すると逆効果になる理由は、お菓子に含まれる砂糖が原因です。
砂糖は糖質ですが、お菓子には大量に使われています。大量の砂糖が身体に吸収されると血糖値が急上昇し、インスリン、アドレナリンやドーパミンなどの脳内物質が分泌されます。
「甘いけど疲れるお菓子!」
インスリン
すい臓から分泌されるインスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に吸収・蓄積させる作用があります。
血液に含まれるブドウ糖の量を示す血糖値が糖質により急上昇し、インスリンの量が増加するとブドウ糖が少なくなり低血糖状態を作ります。
これは過剰に分泌されたインスリンは血液に含まれているブドウ糖を過度に細胞へ取り込ませたり、肝臓へ蓄積させたりするからです。
一時的な高血糖状態を引き起こす高血糖は、過剰なインスリンの分泌を引き起こし、低血糖になっているのです。
アドレナリンとドーパミンとは
アドレナリンは興奮を促し、ドーパミンは快感を促すホルモンです。
疲れたときに砂糖がたくさん入った食べ物、飲み物を摂ることで、興奮と快感を得ることになります。
「錯覚」
疲れが取れたと錯覚してる状態です。アドレナリンとドーパミンの分泌は長くは続かないため、すぐに疲労感が身体を襲うことに…
インスリン作用とトリプルでやってくることになります。
疲れを回復させる方法
疲れを摂るにはどのようにしたら良いのでしょうか?
肉や大豆に含まれるタンパク質やビタミンB群を摂るとエネルギーが沸いて疲れが回復します。また、レモンやグレープフルーツに含まれる酸っぱい成分のクエン酸にも疲労回復効果があります。
クエン酸は血流もよくするため、美容とダイエットには効果的です。
この他にも、軽い睡眠をとることでも疲れは回復します。
まとめ
甘いものが欲しくなるのは錯覚。
脳に騙されていました。
疲れたときに甘いものが欲しくなったら気をつけましょう。
逆に疲れてしまいます。