美味しく食べられる「佃煮」と「甘露煮(かんろ)」は同じ味付けをしています。
そうなると気になりますよね?
「何が違うの?」
この二つの違いはどこにあるのでしょうか?
「佃煮」と「甘露煮」の違いとは
「佃煮」と「甘露煮」、この両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
佃煮は、小魚を砂糖と醤油で甘辛く煮付けた食べ物です。
甘露煮は、小魚を生のままか素焼きした後に、「醤油・みりん・砂糖・水飴」を加えた汁で煮込んだ食べ物になります。
佃煮と呼ばれる由来
佃煮は江戸の漁民が小魚や貝類を甘辛く煮て食べていたことから由来し、「佃」の名前を入れたと言われています。
佃煮発祥の佃島は、徳川家康が摂津国の佃村から腕の立つ漁師を江戸に33名住ませて「佃島」と名づけました。佃煮島で作っていた佃煮が江戸で大人気になったのです。
その後、保存がきく食材として全国に広まりました。
甘露煮と呼ばれる由来
甘露煮は小魚を生のままか素焼きした後に、「醤油・みりん・砂糖・水飴」を加えた汁で煮込んだ食べ物です。
甘露煮は、インドで飢えを満たして渇きを癒し、長寿をもたらして死者をも蘇らせる霊薬伝説と中国古来の伝説で、天から降る甘い不老不死の霊薬の甘露霊薬伝説が融合して日本に伝えられたといわれています。
甘く煮て照りがある「甘露煮」として広まりました。
まとめ
「佃煮」と「甘露煮」は由来と作り方が違う。
しかし、由来と作り方と味が微妙に違いますが、差はあまりありません。
どちらも美味しい料理になります。