ご飯を酢飯に変えるだけで、痩せる効果があることを知っていますか?
酢飯の元は「酢」です。
ここにヒントが隠されていそう。
お祝いごとをするときによく目にするのが「手巻き寿司」。自宅で楽しむ場合には、自分たちで具材を海苔に巻きながら食べる料理になります。
この手巻き寿司に使われるのが「酢飯」。
白米にお酢などをいれて、うちわでパタパタとご飯の熱が収まるまで仰ぎます。
パタパタパタパタ…
人は同じ動作をしていると眠気に襲われることが多いですが続けます。
パタパタパタパタ…
ウトウト…
そのとき酢飯の心地よい香りが鼻の奥に到達します。一気に眠気が吹き飛び、再び力強くパタパタと熱を吹き飛ばしていきます。
手についた1粒の酢飯を食べながら仰ぎます。
ご飯1粒たりとも無駄にはしない。
手についたご飯粒をそのまま酢飯の中へ戻すことはできません。きれいに洗った手なのですが、人の肌についたものは「隠し味」にはなりません。そうこうしているうちに、もう1粒がついてしまうことも。これも仕方がなく食べます。
ある程度ご飯が冷めたらやめるのが、美味しい手巻き寿司を作るポイントです。
そのお酢を使ったご飯。
ご飯をそのまま食べるよりも、酢飯にして食べたほうが痩せるという。
酢飯にはどのようなダイエット効果があるのでしょうか?
酢飯で痩せるダイエット方法とは
お寿司は日本食の定番です。
お寿司のネタである魚類の味を引き立たせているのが酢飯でもあります。これが酢飯ではなく、普通の白米の上にネタが乗っているだけではガッカリ感が半端ありません。
そんな酢飯にはダイエットの効果があります。
ポイントは「お酢」。
そもそもお酢は身体に良い効果をもたらすことで知られています。一度は健康に効果があると聞いたことがあるのではないでしょうか?
お酢には「クエン酸」・「アミノ酸」が含まれているのですが、この成分は脂肪の燃焼を促進する働きがあります。脂肪が燃えなければ痩せることはありません。燃えない脂肪はどんどん蓄積されていくだけです。
クエン酸とアミノ酸により、脂肪を燃やす手助けをしてくれる嬉しい作用をお酢はもっています。さらに脂肪そのものを蓄積させない働きもあります。
ダイエットの強い味方です。
お酢の痩せる効果を高めるには有酸素運動を組み合わせと良いでしょう。有酸素運動の前後にお酢を取り入れることで、脂肪燃焼効果を効率化することができます。
内臓脂肪を減らす
人の身体には大きく二つの脂肪が存在します。
- 皮下脂肪
- 内臓脂肪
皮下脂肪は、皮膚の下についている脂肪です。外からの刺激に対して吸収する役割があります。衝撃を吸収することで、身体に直接伝わるダメージを低減している非常に重要な脂肪です。
一方の内臓脂肪は、内臓を守る役割があります。内臓は非常に重要な臓器。しかし過剰に脂肪がつきやすい性質を持ちます。これが非常に厄介なのです。
内臓脂肪は臓器の周りに付いている脂肪になるのですが、脂肪がつきやすいために太る原因にもなりやすい脂肪です。ただし、その反面、皮下脂肪に比べて落としやすい特徴を持つ脂肪でもあります。
では、内臓脂肪を落とすにはどのようにするとよいのでしょうか?
考え方は簡単です。
内臓を活発に動かせてあげると良いのです。内臓機能を効率良く動かすことができれば、脂肪をエネルギーに変換する効果も高まります。
「お酢を毎日大さじ1杯摂取するだけ」
お酢を飲むだけで内臓脂肪が減少するという研究結果があります。しかし、お酢は歯や胃を悪くする恐れがあります。原液のまま飲むとマイナスに働く危険があるため、必ず水などで薄めるようにしましょう。
また歯が溶けないように、お酢を飲んだ後には水道水でうがいをすると安心です。口の中を酸性から中性に戻すことができます。
お酢を飲むことが苦手な人は、酢飯にして食べると良いでしょう。食べすぎては意味がないのですが、白米を酢飯にかえるだけで痩せる効果を高めることが可能になります。
便秘の改善・解消
お酢が体内の中に入ると、どうなるのでしょうか?
胃
「おっ!お酢じゃないか!俺さまやる気でちゃったぞ~」
胃はやる気を出しました。
お酢が胃に入ることで胃酸の分泌量が増えます。つまり、活発に胃が働きます。胃腸の活発化に伴い、次に訪れる動作はアレです。
そう、「蠕動運動」。
身体の中に摂り入れたものは「小腸」・「大腸」で吸収されます。そして、吸収ができなかったものは宿便として溜まります。この宿便を体外へ排出するためには、腸が活発に動く必要があります。
腸
「ちょ~めんどくさい~わたしやる気ナッシング~ちょ~だるいし~腸だけに」
これではいくら待っても出口まで宿便がやって来ません。
そこで酢飯にも使われる「お酢の力」を加えます。
腸
「超やる気出てきたー!わたしの中にいらないものがたまりすぎ!掃除してきれいにしなくちゃ!」
腸はやる気を出した。
腸が動けば動くほど、宿便を下へ下へ押し込んでいきます。
便意を感じた瞬間にトレイへ駆け込みます。溜まりに溜まった宿便。出したくても出せなかった宿便。お酢の力により無事に出すことができました。
この瞬間に感じるのは、菜の花畑でスキップをする自分の姿とお酢様へのありがたいお気持ちのはずです。
お酢にはダイエットの天敵である便秘を改善・解消する力があります。
血糖値の急上昇を抑える
食べ物を口にすると、必ず血糖値が反応します。
血糖値があまりにも急激に上昇をしてしまうと、インスリンが大量に分泌をしてしまいます。そしてこれは、脂肪がつきやすくなることを意味します。
「炭水化物」・「糖質」は特に血糖値を急上昇させやすいため、ダイエット中の人にとっては厄介な存在です。
…?
ちょっと待ってほしい。
ご飯は炭水化物です。
酢飯は血糖値を急上昇させないのでしょうか?
お酢が入っているとはいえ、元はお米です。
実は、酢飯は食物繊維に似たような性質を持ちます。お酢により炭水化物が食物繊維に傾きます。その結果、ゆっくりと消化されていくのです。つまり、血糖値の急激な上昇を防ぐ性質があるため、酢飯は太りにくい食べ物になります。
疲労を回復する
酢と糖分を一緒に摂ることで「グリコーゲン」と呼ばれるエネルギー源が生成されます。このエネルギーにより、疲労回復を促してくれる作用があります。
疲れたときに酢飯を食べることで元気が出ます。
お寿司を食べた後に疲れが収まったという人もいるかもしれません。その場合には、グリコーゲンが疲労回復の手助けをしたことが要因になっている可能性があります。
まとめ
酢飯はお酢の力で痩せる!おにぎりもグッド!
そもそもお酢には痩せるダイエット効果があります。そのお酢をご飯に使う「酢飯」。通常のご飯を酢飯にかえるだけでダイエット食が完成します。
「おにぎり」にすると、手軽なダイエット食へと変化します。活用してみても良いでしょう。
酢飯は美味しい。
お寿司でもわかるとおり、次から次へと「おかわり」をしてしまいがち。しかし、それはダイエットにおいてNGな行為です。
食べすぎると太ります。
当然です。
ダイエットの基本は摂取量よりも消費量を増やすことが前提。食べた分をどこかで消費する必要があります。酢飯はその摂取量を、痩せる栄養成分の効果により少なくすることができます。有酸素運動を取り入れることで、効果的な酢飯ダイエットが可能です。