ミッキーマウスプラティは、そのミッキーに似た模様から人気のある熱帯魚です。
飼育をしてみると増やしてみたいなぁと感じる人もいると思います。
そしてミッキーマウスプラティはカラフルで水槽を楽しく賑やかにしてくれる魚です。
ミッキーマウスプラティの繫殖は難しいのでしょうか?
ミッキーマウスプラティの繁殖のやり方 オスとメスを見分けて用意
飼育数を増やすにはオスとメスが必要です。
中性から弱アルカリ性の水質にオス2匹、メス3匹ほどを放します。
オスはメスよりも身体は小さめです。メスがひとまわり大きくなります。ショップで選ぶときにはひとつの参考にしましょう。
妊娠マーク
プラティの種類によって妊娠していることが外見からわかります。
例えば尾ビレの付け根が黒くなるなど。
ミッキーマウスプラティのメスはお腹が大きく膨らんでいきます。少し黒ずんで見えてきたら出産が近いので注意深く見ておきましょう。
産卵ケースに移動
混泳種がいる場合には、小型のプラスチックなどの産卵ケースに避難させてあげると安心です。妊娠中でもオスのプラティや混泳種がちょっかいを出すことがあります。また、生まれた赤ちゃんを食べてしまうこともあるので隔離しておいたほうが良いでしょう。
ただ、水草などの隠れる場所がたくさんある場合には生き延びる確率は高いです。
ウィローモスなどをいれておくと成長確立も上がります。
メダカとミッキーマウスプラティとミナミヌマエビの混泳環境では、1cmほどに成長すると生存率が高いように思えます。金魚と一緒に混泳させると確実に食べられてしまいます。
尚、出産間近になったプラティは、水槽の側面に鼻先をつけて一心不乱に上下泳ぎを繰り返したり、水面近くや水底でぼーっとするなどの行動をとることが多いです。
産卵・出産 簡単に増えるミッキーマウスプラティの繁殖
ミッキーマウスプラティの出産といっても特別なことはしなくて良いです。
メダカは卵を親から話して水カビがつかないように注意をしながら成長させていきますが、ミッキーマウスプラティでは一切、そのような手間のかかることはしません。
実は放っておくだけで勝手に増えていきます。
隠れる場所があれば隔離ケースを用意しなくても水槽の中で勝手に増えていくほどです。繁殖させるにはウィローモスなどの水草を用意しておくと良いです。
ヒーターの関係がありますが、メダカよりもある意味育てやすいのは身体が強いことと繫殖が簡単におこなえることにあります。逆に混泳しているとメダカの繁殖は難しくなるでしょう。メダカの卵をプラティがすぐに見つけて食べてしまいます。
繁殖しすぎ!増えすぎ!繁殖させない方法
プラティのメスは、出産してから1~2か月後に再び出産をします。
はい、そうです。
必要以上に増えてしまう難点があります。
一度の産卵で20~30匹の稚魚が孵ることもあるため、それに拍車をかけてしまうことがあります。
頻度や産卵数が多いため半年になると「これはちょっと増えすぎだ」と思う人もいるかもしれません。それほど簡単に増やすことができます。卵で生まれるのではなく稚魚として母親のお腹から飛び出して出るので、ミナミヌマエビのようなものです。ミナミヌマエビも同様に増えすぎ問題があります。
要するにプラティは卵胎生のメダカ。
増えすぎた場合には、これ以上増やさないように制御する必要があります。稚魚が逃げ込める隠れ家を取り除きましょう。隠れることができずに、親や大きな個体が産まれた稚魚を食べます。
または…、
オスとメスを分けて飼育することです。
オスとメスの見分け方は簡単ですが、一匹に群がるミッキーマウスプラティがいればもっとすぐに見分けがつきます。
一匹はメスで、群がりながら追いかけているのがオスです。
オスを別の水槽に移動すると増えることはありません。
オスには突起物があるので、すぐに見分けがつくと思います。
(sora-cat-blog.com)
まとめ
繫殖力と生存率が高いので、増えすぎて困ることがあるかもしれません。
生き物の飼育で難しい部分になります。
妊娠をなかなかしない場合には「オス」・「メス」が入っていないか、妊娠準備ができていないかなどが考えられます。
一度、22℃まで水温をゆっくりと下げてから、2日後ぐらいに26℃にゆっくりと戻してあげるとスイッチが入る個体もいます。どちらにしても初心者でも比較的簡単に繫殖を楽しむことができる魚です。