ある日のこと。
親子が山へ行った際に不可思議な体験をしました。
山菜採りをしていると突然、緑色の謎の物体が現れ、その先には洞窟が出現。
そこに入ると、金属が張りつく壁があり、銅でできた農具などが散らばっていたそうです。
「ぎゃぁああ!!」
田代峠で起こるミステリーな洞窟があります。
この場所で起きる不可解な出来事とは?
田代峠で自衛隊機が墜落の謎
田代峠の洞窟はいわくつきの場所としても知られています。
田代峠は、山形県と宮城県の県境付近に存在します。宮城県加美郡加美町から山形県最上郡最上町を結ぶ県道262号最上小野田線の通る未舗装の場所です。
この場所は「UFOの地下基地」があるとも言われています。
1968年1月17日のこと。
この場所に航空自衛隊松島基地所属のF86セイバー戦闘機のパイロットが墜落死しました。慰霊碑もあります。
1月。
県境であるこの地域は、特に豪雪に見舞われていました。
行方不明になった機体と隊員を探す捜索は難航したと言います。
その後に発見されたセイバー戦闘機は左翼のみを失っていましたが、その他の損傷はほとんどない状態で雪上に鎮座していました。
「不可解なことに気づく」
驚くことに周囲の木々がなぎ倒された様子もほとんどなく、まるで「垂直に着陸」したようだったと当時は話題になっています。
ジェット機の不時着は速度や燃料から爆発や火災が起きて原型をとどめることはほとんどないといわれているため、田代峠にUFOが出没してUFOの仕業ではないかという噂が立ちました。
田代峠の周辺は、昔からUFOの目撃や不可解な航空機事故が多発している場所として有名です。
「まさか…」
田代峠にある洞窟の謎 旧日本軍の秘密大洞窟か
他にも田代峠には、旧日本軍の秘密大洞窟が存在しているといわれています。
現在は亡くなっている高橋邦泰さんは当時、不思議な体験をしています。
「山菜をとりに田代峠の奥まで侵入した際、緑色のガスに包まれて大洞窟に導かれた。磁石がグルグル回り、その内壁には雑多な金属が張りつき、中に”金星発動機五十二型昭和十九年三菱航空機株式会社”と刻まれたプレートがあった」
奥に工場があることを確認しましたが、急に気味が悪くなって外に飛び出しました。その直後に強烈な緑色の光線を浴びて失神。気がつくと最初の地点にいて、急いで山を下りると4日間も消息を絶っていたと言います。
この事件を追っている並木伸一郎氏によると、太平洋戦争末期、日本軍はナチス・ドイツのメッサーシュミツトを模した国産初のロケット戦闘機「秋水」を、三菱重工によって開発させていたことがわかりました。
(upload.wikimedia.org)
戦争当時に「秋水」がもっとたくさんあれば日本は勝っていた…
っかもしれないといわれている戦闘機です。
秋水のエンジンは、日本飛行機の山形工場で作られていましたが、完成したのは5機。1号機はテスト飛行で大破をしています。そして、戦後に米軍により完成した3機が没収されました。
「あと1機…」
注目すべきは残る1機の行方です。
この1機が今なお日本のどこかに秘匿されているといわれています。田代峠にはかつて日本軍が駐屯していましたが、終戦間際に地下の秘密工場で戦闘機を製造していたという情報が残っています。
これが事実なら三菱の金属プレートが張り付けられていた大洞窟は、旧日本軍の秘密工場の入り口だった可能性が高くなります。
彷徨いながら3か所に伸びる洞窟のひとつに侵入していくと、その先に大ホールがあり、そこには垂直、水平尾翼の無い銀色の飛行物体とロケット戦闘機に似た機体があったも語っているので、今もそこで眠っているのかも知れません。
または一般市民に発見され、広まったことで別の場所に秘密裏で移動させた可能性もあります。
まとめ
今もどこかで眠る「秋水」。
謎が多い田代峠の一説に、地磁気の局部異常が関係しているとも言われていますが、謎のままです。
洞窟の先には広大な地下工場があり、幻のロケット戦闘機「秋水」が眠っているかもしれませんね。