犬は良く歯磨きをしている所を見ますが、猫はあまり見かけません。
そもそも猫に歯磨きは必要なのでしょうか?
「にゃー!猫は無条件で可愛い♪」
猫は毛が抜けやすいので、日頃からブラッシングなどを行い猫のお手入れをしている飼い主さんも多いと思います。
ところが歯のお手入れをする人はあまり聞きません。
実は、猫も犬同様に歯ブラシが必要です。
その理由とは?
猫に歯磨きは必要?
猫に歯磨きをしている人は少ないと思います。
しかし、猫の食生活の変化を知ったら考えが変わるかもしれません。
っというのも、昔とは違い、ペットフードの登場により家猫の食生活が変わったことで歯磨きが必要になりました。
猫にも歯周病や歯肉炎がある
猫は虫歯になることはありませんが、歯周病や歯肉炎になることがあります。そうなると疑問になることがあります。
「野生の猫はどうしてるの?」
っていう疑問。
野生の猫は獲物を捕まえたら当然、その獲物を食べることになりますが、実はその時に獲物の皮やすじ肉、骨などで歯がブラッシングされているため、歯垢が溜まりにくくなっています。
「人間と共に過ごしている家ネコはどうなの?」
家ネコは、ほとんどの場合がペットフードを使用していると思います。
食べやすいように加工されたドライフードや、ウェットタイプのフード、缶詰などにより、歯に歯垢が溜まったままになりやすいものが多くあります。
また、食いつきを良くするために油などを過剰に吹きかけている餌もあるため、これらが歯に蓄積しやすくなっているのです。
猫の歯周病対策のやり方!頻度は?
猫の歯周病を未然に防ぐ方法は「歯磨きをする」こと。
歯垢が溜まらないように歯をブラッシングすることで、あらゆる口内の病気を防ぐことができます。
しかし、猫の歯磨きは犬以上に難しく、猫の性格によっては怪我をしてしまう場合もあります。これまで何もしてこなかった猫にとって、いきなり口の中に異物が入ってくることになるため嫌がるのは当然です。
理想は生後6ヶ月後ぐらいの永久歯が生え揃ってきた時に、歯磨きをして慣れさせると良いのですが、この場合もいきなり口にブラシを入れるのではなく、ゆっくりと徐々にブラシに慣らして行く必要があります。
「歯ブラシを怖がらないように気を付ける必要がある!」
猫の永久歯は30本ありますが、奥歯(臼歯)、犬歯、前歯(切歯)の3つに分けられます。
これら3部位を順番に磨いていきましょう。
どのくらい磨けばいいの?
回数は週に3回ほどで、力はあまり入れずに汚れを綺麗に取るように心がけます。あまりやり過ぎると猫にストレスがかかってしまうため加減が必要です。
成猫の場合は歯磨きが難しいので、安全面をよく考えてガーゼを指に巻きながら歯をブラッシングする方法もあります。しかし、奥歯にある歯で強く噛まれるかもしれないため、細心の注意が必要です。
グリニーズで歯磨き!安全な仕方・やり方
家で飼う猫は食べるものが柔らかく骨などが付いていないため、餌の残りカスが歯に残りやすくなります。
歯ブラシが難しい場合には、歯磨き効果のあるおやつの「猫用グリニーズ」を使ってみるのもひとつの手になります。
固くて食いつきが悪い場合には、2秒~5秒ほど電子レンジで温めてから冷やして与えると、匂いが強くなり少し柔らかくなるので食いつきが良くなります。柔らかすぎると歯ブラシ効果がなくなるので注意!
※ 加熱時間は5秒くらいです。長時間の加熱は煙が出て発火する恐れもあり危険なので、必ず電子レンジの前にいてください。
まとめ
猫に歯磨きは必要だけど無理は禁物。
家猫に歯磨きは必要です。
ただし、無理はせずに猫に負担がかからない方法を見つけるのも大切です。
歯を健康に保つために食生活の変化から犬は歯磨きが必要ですが、家猫にも歯磨きをしてあげましょう。