「反対向きで読めない!」
救急車の文字が反対に向いていることがあります。
その向きには重要な意味があります。
付け間違えでもないし、意図的に反対向きでプリントしています。
これには安全に患者を運ぶ重要な意味があるのです。
救急車の文字が反対の理由とは
(出典:msp.c.yimg.jp)
どのような意味が隠されているのでしょうか?
救急車は緊急車両で一刻を争う乗り物です。
一般車の間をすり抜けていきますが、一般車は道を譲る義務があります。
救急車が来たらすぐに避けなければいけません。
救急車が後ろから接近してきた場合、一般車はサイレンが聞こえると、どこを見るのでしょうか?
「バックミラー!」
鏡で文字を見たらどうなりますか?
反対側に見えますよね。
では、もともと反対側の文字を見たらどうなりますか?
同じように反対側に見えるので、正しい文字になります。
一般車の運転手がバックミラー(鏡)を見たときに「救急車」と読めるようにしているのです。
正しい向きに書いていると、ミラーで見たときに反対向きに写ってしまいます。
まとめ
鏡に反射したときの文字にするため。
緊急車両は道路を走るので、周りの運転手にいち早く救急車の存在を知らせる必要があります。
歩行者ではなく、車に乗る運転手に対してメッセージを出しているのです。
鏡に映った状態で「救急車」。
おもしろい仕組みですね。よく考えています。