くすぐったい場所と、くすぐったくない場所は、なぜ存在するのでしょうか?
「やめてwやめてw」
身体の「うなじ・わき・脇腹・手のひら・内もも・足の裏」は、くすぐったく感じる人が多いです。
人はなぜそこを触られると笑ってしまうのでしょうか?
くすぐったい・くすぐったくない場所の違い
「うなじ・わき・脇腹・手のひら・内もも・足の裏」の部分は、感覚神経が集中しているかどうかによります。
うなじ・わき・内ももには太い動脈が流れていますが、少しの怪我でも傷ついたら大変です。そのため、この場所は他の部分よりも敏感になっています。
手の平と足の裏が敏感なのは人間の祖先が昔、四足歩行をしていたことが関係しています。怪我をしないように地面に接する部分が敏感になっているのです。
「足裏はやめて~w」
脇腹も四足歩行の名残でくすぐったくなっています。
四足歩行で歩くと脇腹が見えないため、すぐに異変に気づけるように敏感になっています。
「脇もいや~w」
くすぐられると笑う理由
なぜくすぐられると「笑う」のでしょうか?
人の感情は「怒り」の次に「笑い」が強くでます。
人間は対人関係を円滑にしなければいけない理性が働きますが、そこで人は「辞めて」という怒りを笑いにかえて拒否反応を示しているのです。
ペットを飼っている人ならわかりやすいかも知れません。
動物の敏感な部分を触ると怒り出すので分かりやすいと思います。
「やめて~wやめて本当にw、…………ほんとに辞めて(真顔)」
人もやり続けたらだんだんとトーンが落ちて最後には怒られてしまいます。
まとめ
人付き合いを優先して怒りを笑いにかえる。
くすぐったい部分は敏感に反応します。
それは周囲の危険をしらせるためだったのです。
人はコミュニケーションをとる生き物ですが、その関係を崩さないために怒りを笑いに変えていました。
しかし悲しいかな、やり過ぎると怒られます。