「未知の生物!?」
世界の奇妙な謎の頭が…
この謎の頭蓋骨の正体とはいったい何なのでしょうか?
ペルー・パラカスの砂漠地帯で発掘された謎の頭がい骨は、普通の人間の頭がい骨よりも細長く、奇妙な形をしています。
DNA鑑定をしたところ地球上のどの生物とも一致しないというのです。
謎の頭蓋骨をしたペルーパラカスとは
「ポケモンのミュウツー…?」
ペルーパラカスの頭蓋骨。
DNAを鑑定したら地球上のどの生物とも一致しませんでした。
この頭蓋骨は、1928年にペルー南岸部ピスコ州近郊の砂漠地帯パラカスにある約3000年前の墓地遺跡で発見された頭蓋骨です。
ペルー考古学の父と呼ばれるフリオ・テーヨが発見しました。この1つの頭蓋骨だけではなく、パラカスの頭蓋骨は300以上も出土しています。
300個もある同じ形をした頭蓋骨に学者は頭を悩ませた結果、古代における頭蓋変形の風習を示すものとの見解が強くなりました。
頭蓋骨は伸ばす風習は昔の文化ではよく見られていたのです。現代で有名な首長族も似たようなもの。
(出典:chiangraitravel.com)
しかし、古代人が地球外生命と出会い、その頭の形を真似たという説もあります。
2014年に博物館がパラカスの頭蓋骨をDNA解析にかけることを許可し、髪の毛、歯、皮膚すべてを研究者に提供しました。
(出典:pbs.twimg.com)
「頭が長い!」
現生人類や霊長類、ネアンデルタール人、デニソワ人、ジャワ原人…、世界的に知られているどの人類の祖先とも一致しない謎の頭蓋骨。
異常なほどの背の高さや赤茶色の髪の毛も、この地方の古代人には見られない特徴でした。
(出典:tocana.jp)
「未知の生物?地球外生命?結局、正体は…?」
2016年7月に事態が動き出します。
新たなサンプルのDNA解析が出されましたが、前回とはまた違う結果になりました。
パラカスの頭蓋骨の起源は、現在のヨーロッパや中東にある可能性が高くなったというのです。つまり、太古の昔にすでにヨーロッパや中東からアメリカ大陸へと移り住んだ人間がいる可能性があるということ。
コロンブスよりも約2500年早いことになります。
はっきりとした正体も、頭が長い理由も謎のまま…。
体積と重量のままで形状のみに変化が表れますが、これは民族が縛り上げて変形させる頭の特徴です。しかし、パラカスの頭蓋骨の体積は、通常の頭蓋骨より25%大きく、約60%も重かったのです。
「つまり、生まれつき頭が長かった…」
また、普通の人間の頭蓋骨は、左右に結合した継ぎ目がありますが、パラカスの頭蓋骨は1つ。
個人的な仮説で正体を探る
未だパラカスの正体は謎のままですが、個人的な仮説として、地球外生命体ではなく地球上の生物だと考えます。
確かに宇宙でも生きることが出来、地球最強生物とも言われるクマムシのように、地球外から来た生物と言ってもおかしくない生き物はいます。
ただ、パラカスの頭蓋骨をまとめてみると、ある生物が見えてくるのです。
- 頭が長い
- 体毛が赤褐色系
- 背が高い
- 元々頭が長い
地球上に初めて誕生した1つの単細胞から進化を繰り返し、それぞれに枝分かれしながら進化を繰り返して現代に至りますが、ペルーパラカスは、猿(人)と象の中間にいたのでは?と仮説を立てました。
マンモスの骨格ですが、頭の上が長くなっています。
(出典:blogs.c.yimg.jp)
象は大きいため、猿(人)よりも身長が大きかったでしょう。そしてマンモスの体毛は黒系もいるようですが、主に赤褐色系をしています。
比べてみましょう。
(出典:tocana.jp)
毛質は猿(人)のように見えますが、カラーは似ています。
ただ、DNA鑑定で地球上のものと一致する生物はいないと結果がでました。ここが引かかります。
恐竜は2億2千万年前に始まり6500万年前に終わりました。この頃のDNAが配列解析可能な状態で残っている可能性は大変低いと言われています。
もしもあるのなら「ジュラシックパーク」のように現代に蘇らせることが出来るかも知れません。
マンモスのDNAは氷河時代に冷凍保存された、体毛が残るほど状態の良いものがあるので信用性は高いでしょう。
象の先祖と猿の先祖が枝分かれする前に誕生した、中間に位置する生物だったら?地球上で過去に暮らしていた、人間に近い人間ではない未知の生物になるのかも知れません。
まとめ
「別の人間(人科)」か?
謎の多い頭蓋骨ですが、遺伝子分析がさらに進むと詳しい正体がわかるかもしれません。