女性の髪が薄くなる原因はどこにあるのでしょうか？
それは、女性が薄毛になる原因は「ホルモンバランスの乱れ」が大きな理由にあげられます。
では、女性ホルモンの乱れを抑える薄毛対策の方法とは？
ホルモンバランスの変化はストレスなどにより引き起こされるのですが、女性にしかないホルモンバランスの変化があります。
それが「出産」と「閉経後の更年期」。
それでは治療対策方法を見ていきましょう。
女性ホルモンの乱れが女性の頭皮を薄毛にする
女性が薄毛になる原因は、血流が悪くなるほかにホルモンバランスが崩れることにあります。
ストレスでも乱れるのですが、特に出産後や更年期世代になるとホルモンバランスが大きく変化しやすい状態になります。
そもそも女性ホルモンとはいったいなんなのでしょうか？
女性ホルモンは女性の体内で分泌されるもので、精神のコントロール・肌・身体を健康に保ち、そして脳にさまざまな影響を与える物質になります。
その女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類が存在します。
エストロゲン（卵胞ホルモン）
女性らしい身体を作るためにサポートするホルモン。
肌や髪を健康に育てながらハリ・ツヤを生み出します。また、精神を安定させる作用や排卵をおこなう働きもあります。
イライラしやすい日は、エストロゲンのバランスが偏っている可能性があります。
プロゲステロン（黄体ホルモン）
子宮内膜を厚くしたり、体温を上げる作用があります。
つまり、妊娠と出産を成功させるために必要なホルモンです。また、生理前の「イライラ・肌荒れ・憂鬱」などの体調変化にも影響を与えます。
どっちのホルモンも女性には重要！髪に重要なのはエストロゲン
「エストロゲン」と「プロゲステロン」のどちらが必要なのか？というわけではなく、どちらも必要なホルモンです。決まった周期で２つの女性ホルモンがバランスをとりながら身体を守ってくれているからです。
そして、エストロゲンとプロゲステロンのどちらが薄毛に影響を及ぼすかというと、「エストロゲン」。エストロゲンには良い働きをする効果があります。
- 髪の毛を成長させる
- 髪の毛の成長を長く保つ
- 髪の毛を健康にする
- 血流をよくする
など
上記の言葉だけで髪にいいことがわかります。エストロゲンのホルモンがあるおかげで、髪の毛が生えて自然に抜けるというヘアスタイルが整うのです。
髪の毛を1本1本太くたくましく育てるために必要な大切なホルモンが「エストロゲン」。
この「エストロゲン」が減少することで、髪の成長期が短くなり休止期が長くなります。つまり、エストロゲンが減るとホルモンバランスが乱れてしまい、髪の毛が細く弱弱しい姿になりその結果、ボリュームがなくなるため薄毛につながります。
尚、女性の薄毛はAGA（男性の男性型脱毛症）とは違い、全体的に薄くなる特性があるのですが、全体的に薄くなっていく「びまん性脱毛症」とは別に、FAGA（女性男性型脱毛症）の場合には、ある一部が薄くなる症状も見られます。
出産と薄毛の関係性とは？赤ちゃんを産むと薄毛になる
待望の赤ちゃんができて嬉しい反面、なんだか出産後に頭皮が薄くなってきたなと悩む女性は多くいます。
日に日に抜け毛が増えてしまい不安が募る一方…。
でも、これは異常なことではありません。妊娠時に増えているのが「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモン。妊娠をすると女性ホルモンの「エストロゲン」・「プロゲステロン」の両方の分泌量が増加します。
エストロゲンだけでなく、プロゲステロンの量も維持されることで、安全な出産ができます。そして出産が終わるとエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が急激に減り、通常のホルモン量よりも減ってしまうことがあるのです。
急激に減ってしまうので、身体はその変化に対応できずにさまざまな症状が現れる。その1つが抜け毛の原因につながるという仕組みになります。
出産後はエストロゲンが正常な分泌量に戻るため、１年後ぐらいには自然と脱毛が収まってくることが多いです。
時間と共に改善する女性の薄毛です。対策は待つのみ。どうしても気になる場合には帽子や日傘などを使ってカモフラージュするといいでしょう。
閉経と薄毛の関係性とは？
エストロゲンの分泌量は20代後半にピークを迎えるといわれています。
30代前半まではホルモンバランスを維持させようと身体は働くのですが、その後は年齢と共に減少が続く…。
更年期になると閉経を迎えるのですが、ホルモンバランスの変化は出産のときとは異なります。閉経による薄毛は、エストロゲンの分泌量そのものが減ったことによる薄毛や抜け毛になるので、放っておいても改善することはありません。
ただし、これは病気ではないです。ごくごく自然のこと。
っとはいえ、頭皮が薄くなっていくのは受け入れがたい…。更年期には多くの変化が訪れるため、その変化をまずは受け止めることが最初の対策になります。
その上で、髪を傷めないようにアミノ酸系シャンプーを使用したり、育毛剤や育毛シャンプー・サプリメントなどを使い、髪のダメージを最小限に抑えていきましょう。
育毛やサプリメントは継続することではじめて効果を発揮します。効果がないからと早い段階であきらめたり、別の方法に移行すると、かえって薄毛の進行を加速させる恐れがあるため注意が必要です。
育毛剤などの効果が現れるのは半年後が一般的。自分の体質に合っているのかを確認するには最低でも半年は習慣づけることが大切です。
女性ホルモンが崩れる原因
- 加齢
- 出産
- ストレス
- 過度なダイエット
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
など
女性の薄毛を改善する対策方法まとめ
- アミノ酸系シャンプーを使う
- 育毛剤を使う
- 育毛シャンプーを使う
- 育毛剤は半年間は続ける
- 専門クリニックで治療する
- 大豆イソフラボンを摂る
- 栄養バランスを整える
- 規則正しく生活をする
- 紫外線に気をつける
- 睡眠をしっかりとる
- 頭皮マッサージをする
- ストレスをためない
- 血行促進
- 身体を冷えさせない
この中でも効果的なのが、専門クリニックでの治療です。
一人ひとりの髪や頭皮の状態を専門の医師が内外からケアをします。薄毛・抜け毛の根本的な解決へ働きかけ、個々の薄毛改善に向けた最適な方法を見つけてくれます。
また、大豆に含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、イソフラボンを摂取することで「薄毛・抜け毛」対策に効果的です。
イソフラボンは、主に豆乳・納豆・豆腐などの大豆製品から摂取することができるのですが、サプリメントを使用するのも便利。
まとめ
エストロゲンの安定が女性の薄毛を食い止める効果がある。
最近では20代・30代の女性の人でも薄毛に悩む人が増えています。その原因は女性が社会進出に伴う大きなストレスを受けることで起きたホルモンバランスの乱れにあると言われています。
また、20代～30代は卵巣の機能が安定しているため、更年期障害の症状がでることはありません。でも、若年層でも過度なストレスや生活習慣の乱れにより自律神経が崩れてしまうとホルモンバランスも乱れます。
その結果、更年期障害に似たような症状が引き起こされてしまうのです。
若い人の薄毛の場合には、環境変化を改善することが最も効果的な薄毛対策の治療法になります。女の人の薄毛はエストロゲンを減らさないようにすることが大切です。
（女性の薄毛専門クリニック【クレアージュ】）
（メディカルエストロジー スカルプセラム<薬用育毛剤>）
