抜け毛には、髪が抜けることが多い時期があります。
動物は春から夏にかけて毛が抜け落ちるのですが、これは夏までに体毛を新しく変えることで冬の寒さに耐えるためです。
人間も動物なので、春から夏、そして秋にも抜け毛が増える人が激増します。
特に夏は紫外線など髪にとって多くの「敵」が立ちはだかるため、正しいケアをきちんとしておかないと、毛は抜け続けて新しい毛が生えてこなくなってしまう恐れもあります。
ダメージをできるだけ抑える対策とはいったいどのようなものがあるの?
毛根にダメージ!抜け毛のひどい時の原因とは?
春から夏にかけて髪が抜けるのは自然なことなのですが、外的や内的要因で身体にダメージを受けると髪は弱くなっていきます。
「冷房」や「間違ったダイエット」をしてしまうと、髪のダメージを加速させることにつながります。少しでも髪の負担を減らすように対策を見ていきましょう。
冷房に頼り過ぎる生活
熱中症対策として冷房は暑い日には欠かせません。でも、長時間冷房にあたる環境は注意が必要です。
- 湿度が下がるため頭皮が乾燥する
- 身体の冷えから代謝が悪くなり血行も活発しない
冷房をかけると身体は乾燥をしてしまいます。人体の60%~70%は水で出来ているほど、人にとって水分はとても大切なもので乾燥は避けたいところ。
冷房の抜け毛対策
対策として頭や身体に直接風があたらないようにします。
会社などで席の移動や風向を変更できない場合は、頭が冷えたと感じたらマッサージをするなどして血行を促進させましょう。
汗を放置する生活
暑い夏に汗はかきます。問題はその汗の対処法。
皮膚から吹き出た汗をそのままにしておくと皮脂としてかたまります。すると毛の成長を妨げることになるため、やがて抜け毛につながるのです。
特に気をつけたいのが、汗をかいた状態で帽子をかぶりっぱなしにしていること。紫外線対策で欠かせない帽子なのですが、頭が蒸れやすくなり雑菌が増殖しやすい環境になりやすいです。
汗の抜け毛対策
汗をかいたらできるだけやさしくタオルなどで拭き取り、日陰などでは帽子を取るようにするといいでしょう。そして夏の間はこまめな洗濯が欠かせません。
また、汗をかいたから「皮脂を取らないと!」と思い、シャンプーを1日に何度もするのは逆効果。
皮脂は毛根に雑菌などが入らないようにする働きもあるため、必要以上に皮脂を取りすぎると、炎症などの頭皮トラブルを招いてしまうためです。
過剰な皮脂だけを取ることが重要。どうしても気になるときは、お湯ですすぐだけにしておきましょう。
間違えたダイエット生活
間違えたダイエットの方法に、断食ダイエットなどがあります。
短い期間、3日程度なら問題はありませんが、それを超える長期間断食を行っていると栄養が滞ってしまう可能性があります。
髪の毛の栄養のほとんどが、食事から摂るタンパク質で構成されているので、偏った食生活を続けることで髪の毛に栄養がいかなくなり、毛が細くなり抜け落ちることに…。
夏に抜けなくても栄養が行き渡らない髪の毛は秋にかけて細くなり、やがて抜けてしまう…。
ダイエットの抜け毛対策
バランスのとれた食生活に運動を取り入れて、健康的にダイエットに取り組むようにすること。
まとめ
蒸れは髪の天敵!清潔に保つことが一番の予防に繋がる。
冷房にも意外な落とし穴があります。夏のダメージを極力減らして秋を迎えるといいです。乾燥しない蒸れない環境を作るのがポイント!