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恐怖の光老化とは?

世間は美肌ブーム!

でも、この季節には大敵がいる。それは「紫外線」です。

アメリカの医学雑誌に掲載された症例が有名です。彼の職業は長距離トラックの運転手で、片道400kmを28年間常に往復していました。

太陽が東になる午前中は南向きに4時間運転、そして太陽が西にある午後には北向きに4時間運転をしており、常に太陽の向きに同じ顔の皮膚が当たる生活をしていたのです。

紫外線を28年間受け続けた結果、顔の左側だけ異常に老化しました。紫外線のダメージを受けてシミ・シワ・たるみなどを発症することを光老化と言います。

紫外線から受ける光老化の恐怖

紫外線が肌にあたるとコラゲナーゼを活性化させるのですが、そのコラーゲンを分解する作用があります。

規則正しく並んだ皮膚の細胞が複雑化して狂うため、凸凹した細胞ができてシミやシワ、そしてたるみの原因になります。

紫外線が怖いのは、シミやシミ・たるみだけではありません。皮膚がん・基底細胞がんになる確率も高くなります。

紫外線を浴びると肌細胞のDNAが損傷を受け、この損傷したDNAが修復することなく細胞分裂を繰り返すと皮膚がんが発生してしまうのです。

そして、ウイルスなどが身体を守る免疫細胞のランゲルハンス細胞が紫外線を受けることで消滅してしまうことも分かっています。紫外線を受けると免疫細胞が無くなり病気にかかりやすくなる…。

紫外線は人の身体にとって大事なもの。

でも、紫外線の物理的な特性を十分に理解して紫外線対策をしないと、そこには2つの落とし穴が潜むことになります。知らず知らずに光老化を進めている可能性があります。

紫外線量に伴う肌の老化

その部屋にどういう時刻で、どういう季節にどのくらいの時間いるかによって、浴びる紫外線量は変わってきます。

太陽の動きと家の中の行動パターン

家や部屋の作りと太陽の動きを把握する必要があります。午前中は、太陽光が東向きの窓から多く入る。

午後になると太陽光は西向きの窓から多く入る。太陽の動きと真逆の動きをすることで紫外線の対策になります。

紫外線には2種類あり、1つは窓を閉めることでほぼ部屋まで通過しません。でも、もう一つの紫外線は窓を通過するため、室内にも紫外線が降り注ぎます。この紫外線は浴びても赤くならないため、気が付かない内に大量に浴びてしまうのです。

紫外線で日傘の使い方による落とし穴

紫外線は直射だけではなく、横からも下からも襲い掛かります。もう1つの落とし穴は、日傘の使い方。

紫外線は直射光・散乱光・反射光により四方八方から飛んでくるため、日傘の位置が重要になります。日傘が高い位置にあると横や下からの紫外線を防ぐことができません。

日傘による紫外線の量の差

  • 日傘の位置が高い場合
    ・日傘の外… 3.49
    ・日傘の中… 0.55
  • 日傘の位置が低い場合
    ・日傘の外… 3.44
    ・日傘の中… 0.025

さらに効果的にするには、日傘を向けている方向に気を配るといいでしょう。

太陽の場所を意識して直射の方向に日傘を向けるようにすると、光老化の対策効果が大きくなります。

まとめ

紫外線の光老化を食い止める。

傘を低く持つ場合と高く持つ場合では大きな差がでます。気に留めておくといいでしょう。

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