これからの季節、自動販売機などでペットボトルを購入する機会も増えてくるのではないでしょうか?
暑い日に冷たい飲み物を「グイッ!」と飲むのは最高ですよね。
「炭酸最高!ク~!!」
炭酸飲料のペットボトルがあります。そしてお茶のペットボトルがあります。これらの容器を見ていると何かに気づきませんか?
ペットボトルの形が違います。なぜ?丸型の形状と四角型の形があります。コスト的にも揃えた方がメリットがありそうな気がしますが…?
デザイン重視?
実は、ペットボトルの形状が違うのは、” ある重要な理由 "があるためです。
丸と四角いペットボトルの違いとは?
猛暑の日には自動販売機の利用頻度が高くなります。そして、お財布の中身が寂しくなっていきます…。
暑さに耐えれずに買ってしまう飲料水。
そのペットボトルには、「丸いもの」と「四角いもの」がありますが気づきましたか?
いったいなぜこのような違いがあるのでしょうか?その理由は次に挙げることができます。
丸いペットボトルの形状の特徴
炭酸飲料は液体に溶けている二酸化炭素の圧力によって、容器の内部が外気圧よりも高くなる特徴があります。
要するに、ペットボトルの内部から力が加わり、外に向かって押し出している状態です。このため、炭酸飲料の容器は内部からの圧力に耐えるように作らなくてはいけません。断面は円のため力の集中する部分がなく、均等に力がかかるようになります。
円筒というのは、内部の圧力に耐えるのに合理的な形になります。
炭酸ガスの圧力に耐える必要があるため底部の厚さを増し、材質の強度をあげ、数本に足を分けることで自立出来るようにしています。
四角いペットボトルの形状の特徴
四角形で、手でペットボトルを持つとなんだかぺこぺこしていて強度が低そう。
お茶などのペットボトルが四角形なタイプが多いのは、内部の圧力と外気圧がほぼ同じだからです。圧力を気にしなくて良いため、別に四角に拘る必要はなく、自由にペットボトルの形状を変えることが可能です。
炭酸飲料を四角のペットボトルで作るとなると、二酸化炭素の圧力に耐えさせるために角の部分を厚く製作する必要があります。また、落下時に四角だとその角の部分に衝撃が集中してしまうため、破損する確率が上がります。
炭酸飲料の破損を防ぐためには、ペットボトルの強度が要求されます。丸型ではなく四角にしてしまうと、余計にコストがかかってしまうのです。
まとめ
ペットボトルの形状の違いには、圧力を考えて形が異なる特徴があります。
ちなみに、炭酸飲料以外の飲み物に使用される四角い形状でも、若干丸みがかったペットボトルがありますが、これは自動販売機用に製作された特別なものです。
炭酸水用のペットボトルが丸いのは高い圧力に耐えることができ、高い圧力を保持できるため。水やお茶用のペットボトルが四角いのは、変形を気にしなくて良いためこのような形になりました。