広告 アクアリウム

初心者にオススメな水槽とは?【4コマ漫画】

初心者にオススメな水槽とは?【4コマ漫画】

現代社会はストレス社会ともいわれるほど病んでいます。

時間に追われる日々…

前に進まない現状…

疲れ切った日常に少しでも癒しがあると人は安心することができます。

アクアリウムは人の心に癒しを運んでくれます。水族館に行ったことがある人は多いですが、優雅に泳ぐ魚を見ているだけで幸せホルモン受信中。水族館とまではいかないものの、自宅でも手軽にアクアリウムの世界を楽しむことが可能です。

自宅で飼育をする魚は基本的に「小~中魚」。

大型の魚を飼育しても良いのですが、あらゆる面でコストと手間がかかり過ぎてしまうため、とくに初心者は癒しから苦痛に変わりやすいです。

サメかっこいい!僕はサメを飼育したい!

やっぱりサメは最高!大きくなれ~♪

・・・水の管理がめんどくさい・・・

えさ代かかりすぎでしょ・・・どんだけ食うの・・・

もはや育てる気のないお荷物と化してしまいかねません。

魚にとっても迷惑な話。

一度飼育をすると決めたら最後まで育てる気持ちで成長を楽しむことが大切です。生き物には「誕生→成長→死」という流れがあります。自然の摂理を小さなスペースに再現できることもアクアリウムの醍醐味。

では、その空間を作るには最初にどのようなものを用意したら良いのでしょうか?

魚を育てるために必要な道具として真っ先に思う浮かべるものは「水槽」です。

でも、水槽には多くの「サイズ」と「種類」があります。いったいどれを選べば良いのでしょう?

アクアリウムで癒しを求めるためには水槽が最初に必要です。

アクアリウムで使える水槽の種類

自宅で「メダカ」・「金魚」・「熱帯魚」などの魚を育てるために必ず必要になる道具が「水槽」。

家で育てる場合には水槽がなければ魚は生きることができません。

水槽は水の溜まるものであれば「水槽」です。

ペットボトルに水を入れると立派な水槽に。

金魚鉢やセメントを混ぜ合わせるトロ舟も水槽。

でも、一般的に水槽といって思い浮かべのは「ガラス水槽」ではないでしょうか?

4面をガラスに覆われている四角い箱。ただしガラスだけを使用してるとは限りません。「アクリル性」・「プラスティック性」もあります。

なぜ種類が多くあるの?

それは材質によって得られる効果がかわるためです。

水槽でアクアリウムをはじめるにはその特性を知ることが重要です。極端な話、水が溜まるものはなんでも水槽にすることができます。ペットボトルのキャップをひっくり返すと水が溜まる。でも、これでは魚を育てることが困難。

魚を育てるには水槽の種類を知ることが大切なポイントになります。

魚は一生をそのスペースで過ごさなければいけません。

1畳のスペースで死ぬまで暮らす自分の姿を想像できますか?

外に出ることもできません。

魚はそのスペースで一生を過ごすことになります。

アクアリウムは拷問ではありません。

アクアリウムは癒しを求めるためのもの。

っとはいっても数百メートル級の水槽を用意することは不可能。

池を設置できるレベルの敷地がいります。そうなると限られた空間でいかにして魚にストレスを与えない育て方ができるのかが求められています。

アクアリウムの楽しみのひとつはここにもあります。

水槽の種類はたくさんあります。ガラス以外にアクリルやプラスティックもあるので、その特徴を知る必要があります。

水槽と聞くとガラスの箱に水を貯めるものを思い浮かべますが、水槽は『水』の『槽』なのでバケツに水を溜めていても水槽になります。

具体的な水槽の種類を見ていきましょう。

ガラス水槽の特徴

一般的な水槽で、量販店に多く売られているのがガラス水槽です。

安価なものが多く、照明やろ過器などのフィルターとセットで販売されているものも多くあります。初めてアクアリウムを始める場合はセットのものを購入した方が初期投資を抑えることができるためおすすめです。

メリット

ガラス水槽のメリットは、透明度が数年経っても劣化しにくく、値段が安い。擦っても磨いても多少のことなら傷がつきにくいところです。

デメリット

反面、デメリットは重量があり割れやすい。そして、衝撃にも弱いことがあげられます。

年数が経過した場合は、なんの前触れもなく急にヒビが入り水漏れをすることもあります。水漏れは水生生物にとって命取りになるため一刻も早く水漏れに気づくことが重要です。

しかし、作りがしっかりしているものは10年以上使用している水槽でも問題なく使えます。

メリット

  • 透明度が数年経っても劣化しにくい
  • 値段が安い
  • 傷がつきにくい

デメリット

  • 重量がある
  • 割れやすい
  • 衝撃に弱い

アクリル水槽の特徴

大型の魚類に突進されても安全なように、水族館などでも多く使用されているのがアクリル水槽になります。

ガラス水槽に比べて圧倒的に市場流通をしていないため、入手自体が難しい傾向がありますが、ネット通販で購入するのもひとつの方法です。

60cmのガラス水槽が安価なもので3千円程度に比べ、同サイズのアクリル水槽は2万円~とお高めです。

メリットは強度にとても強く軽い点があげられ、割れる心配もないところです。デメリットは傷がつきやすいことや、アクリルの加工によっては膨張をしてしまうこともあります。また、透き通るような透明度を誇るアクリル水槽も数年(5年以上?)使用すると次第に白く曇ることがあります。

透明性の高いアクリル樹脂を用いていますので、内部の観察が容易です。

メリット

  • 強度にとても強い
  • 軽い

デメリット

  • 傷がつきやすい
  • アクリルの加工によって膨張する
  • 長年により白く曇りやすい

らんちゅう水槽の特徴

らんちゅう水槽は、規格水槽の高さをカットした浅型の水槽です。

「らんちゅう」という金魚は、浅めの水深で飼育することが良いとされているため、このような水槽名になったと言われています。

例えば、45cmや60cm、90cm水槽の場合、水槽の高さが23cmや26cm、30cmになったものがらんちゅう水槽として販売されています。

インテリア性が強いため、テラリウムやアクアテラリウムには使いやすいですが、水量が少なくなるため水質管理が大切です。

メリット

  • インテリ性が高い
  • メンテナンスがやりやすい

デメリット

  • 水量が少ない
  • 水質管理が重要

プラスティック容器・コンテナ・タッパー・トロ船

「ガラス」や「アクリル」は、透明度が高いため横から魚を見ることが出来ます。上から見るだけの場合は「プラスティック」や「タッパー」など、身近なものが水槽に早変わりします。

メリットは水生生物の大きさに合わせて自由に、そして手軽に飼育ができることです。デメリットはこれらの入れ物は水量が少ない傾向にあるため、水質が非常に変わりやすく魚がすぐに弱ってしまう可能性があります。

安定した条件で維持管理をする手間が増えてしまいがちです。可能な限り大きな容器を準備することが望ましいです。

メリット

  • 容器の値段が安い
  • 加工がしやすい
  • 手軽にアクアリウムを始められる

デメリット

  • 水量が少ない
  • 水質が変わりやすい
  • プラスチックは紫外線に弱く割れやすい

枠あり水槽の特徴

水槽の上下に枠が付いているタイプの水槽です。

枠が目立つため、枠なし水槽よりもデザイン的に劣りますが、枠を付けることで強度をかせぐことが出来、ガラス厚を薄くすることが可能なため、透明度は高いです。

メリット

  • 強度がある
  • 透明度が高い

デメリット

  • インテリア性に欠ける
  • 枠に汚れが溜まりやすい

フレームレス水槽の特徴

水槽のフレームが無いタイプの水槽を指します。

枠がないため水中を切り取ったようなスタイリッシュな景観に見せることが出来ます。現在は枠あり水槽よりも見栄えのするフレームレス水槽の方が人気があり主流です。

ちなみにアクリル水槽は接着法がガラスと違うため、フレームレス水槽がほとんどになります。

枠あり水槽よりも厚いガラス板を使っており、接着力を強くすることで枠あり水槽分の強度を補っています。ただ、厚さが増すためガラスの透明度は、枠あり水槽よりも多少劣る傾向があります。

メリット

  • インテリア性が抜群
  • 水槽を綺麗にしやすい

デメリット

  • 生物が脱走しやすい
  • 枠あり水槽よりも透明度が落ちる

水槽は買いたい魚を考えてから選ぶ

これほどの水槽があると、どれを選んでよいのかわからなくなります。

そのようなときには、飼いたい魚を第一に考えて選ぶようにしましょう。

金魚なら

金魚の場合は水を汚しやすいので、水を綺麗にするためにろ過フィルターがあるほうが良いです。金魚は水槽の大きさにより身体のサイズが変わるので、大きな水槽にいれて飼育をすると身体が大きくなります。

熱帯魚なら

熱帯魚の場合も、ろ過器があるほうが安定した水を作ることができます。

メダカなら

メダカを買う場合は、水槽の上につけるタイプの上部式ろ過フィルターだと水流が強すぎるので、加工などをして水の流れを弱くしないといけません。匹数がすくなければ水槽の大きさも小さくて大丈夫です。

2匹程度なら1L/2Lのペットボトルでも飼うことができます。ただし、水の量が少ないと水質が変わりやすいので注意が必要です。

川魚なら

オイカワやヌマムツやウグイ(ハヤ)などの川魚の場合は、流れてきた餌を食べる習性があるので、ある程度の強い水流がある方が良いです。

ただし、水流が緩やかな場所を作り、休める空間も作る必要があります。十分に泳げるように60cmサイズ以上の広めの水槽を用意すると良いでしょう。また、脱走しやすいので蓋が必要です。

水槽のサイズと重さ

水槽の大きさには一定の基準があります。

水は非常に重くなります。

総重量のことも考えて水槽を選ぶようにすることが大事です。

市販されている水槽のサイズは実に様々です。60cm水槽と謳っていても高さが低かったり奥行がなかったりします。

ただ、一般的な基準があります。

水槽サイズ(横幅×奥行き×高さ)・ 水量(L)・総重量(Kg)

  • 40cmレギュラー …「40cm×25cm×28cm」 28L・35Kg
  • 60cmレギュラー …「60cm×30cm×36cm」 65L・75Kg
  • 90cmレギュラー …「90cm×45cm×45cm」 180L・200Kg

ガラス水槽で、水や砂利・上部濾過器や照明を設置した時の目安(約)です。このように、60cmでは水量が65Lに対して、90cmでは180Lと大幅に増えます。

重さも200kgを超えるため、水槽の設置場所も重要です。

畳やフローリングの上にそのまま置いてあるのでは何となく味気ないため、そのサイズに合う水槽用の台があると見栄えも良くなり安心です。ただ、専用の物は高価なものが多いため250kg程度に耐えられる代用品で設置している人も多くいます。

例えばメタルラック(シェルフ)の頑丈なタイプは一枚の耐重が250kg程度あります。

しかし、水槽は均一に力が分散されるように設置しなければすぐに割れてしまうため底に厚い板を置き、その上に水槽を乗せるようにします。

メタルラックの場合は4柱で支えることになりますが、200kg以上の重さをこの4つで支えることになるため床の心配が出てきます。

柱の下に重さに耐えられる厚い板を置いておくと良いかも知れません。平らなほどかかる力が分散されます。

また、最低でも水槽の周囲10cmは開ける空間が理想です。

大きな水槽のメリット・デメリット

メリット

水槽が大きければ大きいほど以下のメリットがあります。

  • 水質が安定しやすい
  • 熱帯魚などの魚やエビ、水草を多く入れられる
  • レイアウトの幅が広がるため遠近感を出しやすい

デメリット

反面、デメリットとして次にあげられます。

  • メンテナンスに手間がかかる
  • 周辺機器含め費用が高くなる
  • 大きくなると水道代などコストが上がる
  • 重量、面積が増加するため、設置する場所が限られる

水槽が大きければ大きいほど魚も安心して泳ぐことができ、良い水も長持ちします。30kgを超える水槽は簡単に動かすことが困難なので、水を楽に入れ替えることができる場所に水槽を置くと便利です。

初心者にオススメは60cm水槽の理由

初心者は60cm水槽からはじめると良いでしょう。

90cm水槽は、水質が安定しやすいため魚や水草の管理がしやすくなります。スペースが広いため大きな魚も飼うことができ、小さな魚なら匹数を増やせます。また、100Lを超えるため、ネオンテトラやメダカなどのサイズなら100匹程度は飼うことが可能です。さらに水槽のレイアウトの自由度も広がります。

反面60cm水槽は、これ以下の小さな水槽やこれ以上の大きな水槽よりもバランスが非常に良く、水質維持も比較的安定させることが出来ます。

そして、現在市場で最も普及され、扱いやすいと支持されているのが60cmサイズの水槽なので販売価格も安価なものが多くコストパフォーマンスに優れています。

さらに水替えを3分の1行うとしても、90cmよりも水量が少ないためそこまで負担にならずに済みます。初心者におすすめな水槽のサイズは…。

60cm → 45cm →30cm = 90cm」の順と言えそうです。

また、各水槽にも複数種類があり、例えば横幅は60cm高さと奥行きが標準よりも大幅なものがあります。90cmは大きすぎるけど、60cm標準よりは水量を稼ぎたい。

幅60×奥行45×高さ36cmタイプのものは、約97リットル入れることが可能です。標準的な60cm水槽65Lから大幅に増やすことが出来ますが、その分、重さも増えるので注意が必要です。

30cmはコストはかかりませんが、水質を安定させるために手間がかかります。90cmは維持する手間はあまりかかりませんが、コストがかかります。

「30cm水槽が小さい!」と思い大きな水槽にかえるときは、30cm水槽を水草や稚魚専用にするなどしてなにかしら使い道はあります。

水槽には、ガラス水槽やアクリル水槽など種類は多岐に渡り、そこにはメリット・デメリットが存在します。

大型魚を飼育したい場合は強度の強いアクリル水槽が安心で、小型~中型魚の場合はコストを抑えることができるガラス水槽を選ぶと良いです。

また、水を入れた水槽は思っている以上に重量があります。

水槽が割れてしまうと生体はもちろん生きていけませんが、水槽に入っていた水も部屋の中にこぼれてしまい悲惨なことになります。

まとめ

水槽にはガラス水槽やアクリル水槽などがありますが、それぞれの水槽にはメリット・デメリットが存在します。

大型魚を飼育したい場合は強度の強いアクリル水槽が安心。

小型~中型魚の場合はコストを抑えることができるガラス水槽を選ぶと良いでしょう。

そして水を入れた水槽は思っている以上に重量があります。

水槽が割れてしまうと生体は生きていくことができないと共に、部屋も大変なことになってしまいます。下の階に漏れてしまうと賠償金も請求されかねない…

水槽の重さに耐えることができる台は重要です。

-アクアリウム